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2003年08月23日(土) 高校野球、終わる

 高校野球も終わりました。
 木内監督、良かった。有終の美を生徒がプレゼントしたわけで、ほんと良かった。

 木内監督、地区予選優勝時に胴上げを断ったようです。
 「胴上げは甲子園で優勝した時まで取っておく」って。
 だもの、生徒にしてみれば優勝するしかない。

 私の住む県、これがないんですよ。
 地区大会で勝ち抜くことが(甲子園に行くことが)目的で、行った先のビジョンがない。強い思いがない。
 だからいつも初戦敗退。9年連続かな?

 私は高校時代、合唱部に所属していました。
 私の住む県は合唱王国です。
 でも、ここに来るまでも、ここに来て更に持続するにも、汗があって涙があって思いがあって王国の名を守っているわけです。
 高校の先生達は手弁当で中央から半端じゃない指導者を招聘し自分達で勉強し私達にも生の指導を体験させてくれます。
 自治体がお金を予算を出してくれないからじゃない、企業がスポンサーになってくれないからじゃない、自分達で学ぼうとしているから身銭です。
 だから必死だし、身にもなるのでしょう。

 確かに、勝つことや上位になることが全てじゃないし、やるからには皆必死です。
 例えば高校野球で、1度も負けなかったチームが優勝で、それ以外のチームは1度しか負けていない。
 たったそれだけの、差。
 でも、やるからには頂点を目指してほしい。指導者が率先して。(これは私が住む県の野球指導者に言ってます)

 木内監督がインタビューで答えていました。
 「野球を教えて、人として成長するようにも指導してきました。その意味で、甲子園はとても良いところでした」と。
 優勝はやった後で付いてくるおまけ。
 でも、それを妥協なく本気で目指して闘うのが甲子園。
 だから甲子園は良いところなんですよね。

 何でもいいから。
 高校生くらいの人には、熱くなってほしい。がむしゃらに、ひたすら。





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