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2004年01月04日(日)

 今年の年賀状のピークも過ぎようとしております。
 皆様、如何お過ごしでしょうか。久方です。
 さて、そんな年賀状ですが、わたくし、今回は150枚書きました。戻りは110枚くらいでしょうか。
 それはどうでもよろしい。
 いつも思うのです。毎年。
 どうして、ああもつまらない、「・・・?」と思ってしまう年賀状が多いのでしょうか。
 何がつまらないのか。多くの方がお解かりかと思います。そうです、年始定型文のみの年賀状が多いのです。
 謹賀新年。
 賀正。
 新春のお慶びを申し上げます。
 エトセトラ・・・
 しかも印刷の…ありきたりの…
 実につまりません。

 しかし。
 そんな年賀状が多く来るのは、つまるところ自分に問題があるのでしょうね。
 近況報告のワンコメすら書いてもらえない自分に。
 毎年、そう思い自己嫌悪を起こすのです。

 私が出す年賀状は毎年「きまりきんとん」でも「年賀状然」としたものでもありません。
 「笑える」「新春初笑い」を意識したものです。
 今年はグラフィックソフトを駆使して作り込んだものを3パターン作りました。
 必ず手書きのワンコメも入れます。
 宛名は筆で書きます。
 年賀状を手にした先様から、早速「今年の年賀状大賞!」との社交辞令メールも届きました。
 でも、わたくしのところに届くものはつまらないものが多いのです。
 忙しい時代です。わたくしも「忙しい」というキーワードに甘えて、各人にワンコメを手書きするのがやっとだったりします。
 だから他人のことをとやかく言える身分ではないのですが、それにしても印刷そのままで、宛名はデータベースソフトからプリントアウトなんて年賀状が多いのにはがっかりします。
 そんな年賀状なら出さなきゃいいのに。
 出しただけ良いと思え?
 思いません。笑

 そんな中、今年はちょっとだけ引っかかるものがありました。
 家族3人で写る写真の下に「子供が出来ました。血のつながりはないのですが。」と書かれた年賀状。
 彼女は敬虔なクリスチャン。
 親のない子を養子に迎え入れたようです。
 わたくしもそんな親子像をずっと考えています。
 でも、実行は出来ない。
 自信がないとか、金がないとかではなく、自分のエゴでそんなことは出来ないと思うから。
 それからみると、すっと自然に親子になったことを想像させてくれる彼女からの年賀状は、素直に素晴らしいと思うのです。





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