828 ニッキ



2006年02月24日(金) オリンピック休暇

オリンピックのフィギュアの中継ってなんで午前3時からなのー(>_<)
っていうか、日本人に優しくないスケジュールだわよ。これ。
でもさ、ぜぇぇぇったい、LIVEで見たかったんだよね。
ショートの時は頑張って、なんとか騙し騙しだったけれど、
フリーはがつん!と見たかったのさ。最初から最後まで。
で、私はなんと、今日、仕事を休みました。
自称「オリンピック休暇」。
昨日、「どうしても、明日午前3時からのオリンピックを見たいので
仕事を休ませてください。」とお願いしました。
いや、私、ホンキだし(笑)
どんなにフィギュアスケートが好きかということを熱く語り、
「4年に一回だから!」と頼み込んだら、本当に休ませてもらった。
うっわーーーーーーい!

一番最初から全部観ましたよ!
荒川の時は奇跡が起こったかと思った。
日本人があの大舞台で、ノーミスで滑ったんだよ。
期待されて、どんなに前評判が高くっても、
絶対、何かやからすのが日本人なのに。
子供の頃からフィギュアスケートの番組観るのが好きだったけど
海外の有力選手と、日本人には何か決定的な美の違いがある気がしてました。
伊藤みどりも技では素晴らしかったけれど、なんか余裕がない感じ。
今日の荒川の演技にはそれが微塵も感じられませんでした。
頑張って頑張って、なんかもう努力賞みたいにしてもらった
メダルじゃなくて、初めて授かるべきして授かったメダルの気がしました。
荒川を去年の末にTVで観た時に「綺麗になったなぁ」と思ったのですが、
このひと、本当に人が変わったみたいにビジンになったネ。
たぶん、それは見た目だけじゃなくて、心の美なのかな。
日本人が「クールビューティ」って呼ばれるってすごいことだよ。

荒川の金メダルが決まった時の、あの笑顔が忘れられません。
張り詰めていた糸がふっと切れた感じ。
一瞬にして、やわらかな空気が彼女の周りに流れた感じ。
日本代表からただの24歳のオンナノコになった瞬間だったね。
あー、この子、まだ若いんだな。って思いました。
よく考えたら、一番綺麗な時期だよね。
すっごい、ステキな笑顔だった。
表彰台の上で国旗があがって、君が代が流れていたとき、
荒川は歌っていたんですよ。
それもすごいなって思えた。
自分の姿が世界中に配信されている中で、胸を張って
たったひとりで、君が代を歌える24歳なんてそんなにいません。

またしても、金メダルをとれなかったスルツカヤとか
ノーミスで満身の力で滑ったのに4位に甘んじてしまった村主とか
ドラマだなぁって思いました。美を競うスポーツは懸命で無情ですね。
オリンピック中継を観ていて感じたのが、
観客の姿勢とか精神がとても優しいなってことです。
安藤やサーシャ・コーエンはジャンプで何度も転倒していて、
ボロボロだったのですが、1度目に失敗して2度目も転倒しちゃったりすると
すごく、「がんばれ!」って気持ちの拍手が起こるのです。
自国の代表選手でもないのに、とっても暖かい。
ジャンプが跳んでも、跳んでもきまらないって本当にツライ感じ。
演技をしている本人はたぶん、もう一生きまらないんじゃないかって
錯覚に陥ってしまうと思う。「なんで、出来ないの!」って。
だから、そうやって拍手で応援してあげることは励みになるだろうし、
ステキな姿勢だなって痛感したのでした。

午後、一度電話をするようにと言われていたので、職場に電話をしました。
私のオリンピック休暇を知っている人から
「おめでとう!休んだ甲斐もあったもんだね!」とか言われちゃった。
いや、別に私は何もしてませんけどネ。
でも、観れてよかったと思うし、あの瞬間をリアルに感じられてよかったです。


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みっきー
ひとことお願いしまふ。


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