『僕と彼女と彼女の生きる道』〜第3話 - 2004年01月21日(水) ようやく見ました。3話目まで続けて。 タイトルがどうしても気になってしまうのと、 教頭先生が凛の担任の先生だったり、 病院の先生が徹朗の上司だったり、 義父が父だったりと、出演者が前作とかぶってるのがちょっと・・・ と思ってはいるものの、前作同様、すごく丁寧に作られてる。 『TEAM4』を、評判が芳しくなかったのを 理由にまだ見ていないのと同じように このまま見なくてもいいかな?なんて一瞬思いかけたんだけど 見てよかった。 心にじんわり響くのよ。 凛ちゃんの想い、徹朗の想いが。 突然いなくなってしまったお母さん。 お父さんまでいなくなったら・・・と不安で 何度も何度も徹朗に電話する凛ちゃん。 今まで、家庭を顧みなかった、というより 家族団欒を実際のものとして経験した事のなかった徹朗。 当然、凛の気持ちを思いやれるはずもなく・・・。 凛の急な入院に対しても、仕事を処理するかのような事務的な発言を。 何故、まず凛ちゃんを心配しないのか?という ゆらの気持ちも、はっきり言葉にされないとわからない。 なんて寂しい人生なんだろう。 子供と関わることもなく、ただ家族のためにと思い込んで 仕事ばかりだった日々。 加奈子は何で、少しずつでも言葉にして 望んでいるものと違うことを伝えてこなかったんだろう? 『私はあなたの家政婦だった』 そう思っている世の奥さん方、多いと思う。 我家もまた然り。 少なくとも、自分の事が自分でできる大人に、子供を育てたい、と 思わずにはいられない。 少しずつ、凛を理解しようとする徹朗。 自分の子供の頃を振り返って、 子供の目線に下がろうと、無意識に行動する。 こぼれそうなピザに、お互い一瞬笑いあったのに どうしていいかわからずに、そのまま大声で笑えない父子。 けれど、動物園ではペンキだらけになって笑い合えた。 そして、飛んでいってしまった風船に、一緒に悲しみを感じられた。 少しずつ、少しずつ寄り添っていく二人。 これから、どうなっていくんだろう? 急がないで、このままゆっくりと、分かり合えたらいいなぁ。 あったかいドラマだな、と思う。 ...
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