それぞれの幸せの形 - 2004年03月24日(水) 『僕と彼女と彼女の生きる道』 とうとう最終回。 何よりもうれしかったのは、凛ちゃんが笑顔で終わったこと。 良すぎるほどの聞き分けの良さ。 たくさん傷ついてきたはず。 凛ちゃん、あなたには何も罪はありません。 大人の勝手な揉め事に、その小さな胸を傷めつづけてきたでしょう。 加奈子が出て行くまで、徹朗はただ一緒に住んでいるだけの存在。 そんな父親の元に、信頼していたはずの母親は 自分を置いて行ってしまった。 そのときの、衝撃。とまどい、悲しみ。 自分をどんなに責めたことだろう。 そして、少しずつ変わっていった父親と 心が通い始めた途端、母親が戻ってきた。 自分と2人だけで暮らしたい、と。 父親の存在を知らしめた母親が、 また、父親を奪おうとしている。 親権を争い、勝ち取るとすぐ、凛を連れて行った。 ひどい父親だったはずの徹朗が、とても仲のいい親子関係を築いていたこと、 少しでも早く自分の手元に置かないと、 凛が自分を必要としなくなってしまうのではないか。 焦り、不安。 私は3児の母なので、加奈子の気持ちも少しはわかる。 けれど、どんなことがあっても、子供だけは置いてはいけない。 そのことがどうしても、加奈子のすべてを否定する理由になってしまう。 凛の望む3人での暮らしは、叶うことはなかったけれど、 徹朗の望む凛との暮らしは、続けることは出来なかったけれど、 加奈子の7年分のかたくなな心も、凛を思う気持ちが勝って、 手紙のやり取りをはじめ、時には会える。 いい親子関係が続けられること、凛にとって本当にいい終わり方だった。 ゆらとのつながりも、いいな、と思った。 凛ちゃんが複雑に思わないのは、どうなのかな、と 思わなくもなかったけれど。 義朗さんはホテルマンになったのね。 それもまた、よかった。 凛と遊んで楽しかったのは自分のほうだと 言ったときの優しい表情。とても素敵だった。 ここ2日間、放送されつづけた、長さんの通夜、告別式の様子。 もっともっと長く、いろいろな長さんの演技を楽しみたかったけれど 長さんは幸せな人だな、今、惜しまれつつ逝って幸せだったのかな、 と、思ったりもした。 残されたドリフメンバー4人の、悲痛な面持ちが 見ていてとても辛かった。 織田裕二さんや水野美紀ちゃんも、茫然自失、という感じで。 ファンからの『8時だよ!全員集合!!』の掛け声も・・・。 本当に多くの人に愛されていたんだね、長さん。 ...
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