ネコの日記
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2004年12月08日(水) 北京とあたしの今

北京は今、建設ラッシュだ。

至る所で工事をしていて、
でっかいビルたちがニョキニョキ立っている。
しかも、どれもヤバそーなつくりで、
「これ何年もつんだろう〜」なんて、
日本人のあたしは思いながら眺める。

車もたくさん走ってて(ちょっと失礼?)、
夕方の渋滞は最悪だ。2環も3環も動かない。

排気ガスでか、空はよく淀む。

この間、日本から飛行機乗って帰ってきたとき、
あきらかに北京の上空は灰色だったし。

でもみんな相変わらず道に痰は吐くし、
大学前の歩道橋にはゴミがすごい。
タクシーの中も排ガスでいっぱいで、
果物は農薬まみれでテカテカしてる。
道路の横断も、相変わらず信号関係なし。

もう全然慣れたし、
「あーそうか」「あーまたか」くらいだけど、
それも思わなくなる日が来るのが早いか、
どちらの意識改革が早いかなーと思う。

まったく勝ち目はなさそうだけど。

あたしが今みている北京はこんな感じで……。

でもそれに愛着もわいているし、
実際住みやすいなーって感じてるところもある。
住めば都とはよく言ったモノで、
来たばかりの頃感じていたストレスは、
もう微塵もなくて。

そう気づいたときには、もうすぐこっちに来て
1年が経とうとしている。

正直自分が海外で暮らすなんて、5年前には考えてもみなかった。
いや、3年前でも思ってなかったと、思う。
でも、あたしは「いつもなら重い腰」をあげて、
今、北京にいる。

そして、これからは
もっともっと思いもよらないコトが次々に起こる、そう思う。

5年前のあたしは、すでに自分の将来を、未来を、
なんの根拠もないのに、決めつけていたのかもしれない。
変わらない毎日を、自分で確約し、
それに時に不満を感じながらも、安心も感じて、
人生がなんだとか、お金がどうとか、社会がなにか、
考えることも、なかったし、イヤだったかも。

自分だけよければ、よかったと思う。


あはは、なんか感傷的。
なんだろ、これ。

ま、変わりたいと思ったら、変われるんだね。
どれだけ切に思うかと、信念なんだろうね。
そして変わらないでいること、っていうか続けることが、
どれだけ労力がいって、すばらしいことなのか、
もっと肌で感じないといけないね。

あたしは、まだまだ本質が見えてないね。


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