クレームの嵐。 - 2004年01月24日(土) 最近、気になることがある。 どーでもいいことなんだけど、気になる、 それは、CMのテロップ。 ヴェガかなにか、TVのCMで 子犬が色鮮やかな落ち葉を踏んで ふにょふにょ遊んでいるCM。 右下に細かい文字が 邪魔しているな…と目をこらすと、 “このCMは海外の私有地で 飼い主立会いのもと撮影されました”。 このCMを見て、 「子犬を野外に放置してきたのか!」とか 言ってくる人がいるってことか? たとえば、子供のころに 都市伝説みたいになってた『子猫物語』のように、 川を子犬が流されていくとかならともかく。 そばに人がいないように見えるくらい アングルが遠いわけでもなく。 似たようなケースでは最近多いのが “これはCM上の演出です”というもの。 最近のものではアイフルのCMで チワワがスキー(スノボ?)してるVer.でも “ペットは生き物です。責任を持って…”みたいな おまけつきで表示されているし、 そういえば、洗剤のCMで 子供がお寺の廊下を滑って遊んで 真っ黒になった靴下を洗える…というのでも 最初は表示されていなかったのに 途中から表示が出て間抜けでした。 そのときのおまけは確か “公共マナーは守りましょう”でした。 あれは確実にクレームがあったんだろうな。 私も最初見たとき 「おいおい」と思ったけど。あれはね。 でも、そんなひとつひとつに クレームがあるかもしれないことを考慮して あんなテロップを入れなくちゃいけないのって CM自体でひとつの作品なのに ひどく勿体ないし、ばかばかしい。 ヴェガとアイフルは、少なくとも 私が見た限りでは割と最初のほうから テロップ表示がされていたように思う。 自分も、仕事柄、 さまざまな顧客対応に触れるけど やっぱりどこかで線は引くべきで、 クレームはクレームでも くだらないクレームというのは明らかに存在する。 たとえば洗剤のCMにしたって どうせ「子供が真似をする」という趣旨でしょう。 CMに助長されたからといって 公共マナーを守らない子供も、 CMでやってたと言われたら きちんと叱れないと思っちゃう大人も、 どっちも馬鹿ものです。やっとれん。 メディアからの情報が 少なからず人に影響を与えるのは否めないけれど どーでもいいことに文句をつける疑心暗鬼な愛犬家や 現実と映像との区別のつかない人たちのために じっと目を凝らさないと読めない、 でも見過ごすには邪魔なテロップを出すのって ばかばかしいよな…ってほんと思う。 テロップを出す必要があるかも?と 不安が掠める内容ならやめればいい。 誰からも文句のつけようのない内容で CMを作ればいいんであって、 自信のあるものを作れたんなら 言い訳がましいテロップを出すなと。 ほんともう…。 ...
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