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2002年01月25日(金)  余裕も無いのにシサクに耽る

「光に」


1本の トンネル
まっすぐな トンネル
確実な 入り口と出口

振り返れば光
前へ進めば光

どちらもくっきりとこの目に
けれども 遠くに

振り返れば光
前へ進めば光

すぐそばに見え 
遥か遠くに在る

今 漆黒に包まれて

入り口への懐古と 果てのない後悔
出口への憧憬と 伸ばせない手の絶望

動け。動け。
ただ 幻のような遠い光のみを糧に

壁を打ち壊せないのなら
光に魅かれて往くまでのこと

闇の誘惑を断ち切れず
思わず目を瞑りそうになり

動け。動け。
先にはただ 光が在る


* * *
(↑)
夏、旅に出たときのメモ(↓)を見て。
「さっきのトンネルはすごかった。
 直線。  確実な入り口と出口。」
・・・当時はとても明るいイメージだったのに。
なんだかな。


真 |MAIL