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2002年08月10日(土)  母なる大地

そーゆー宗教に特別の興味はないし、
『僕の地球を守って』に異常にハマっていたわけでもないけれど、
あんまり月のきれいな夜は、
やはりどうしても還りたくなってしまう。
月へ。

今日だってそうだ。
昔は満月と出会った時だけだったのに、
今では、今日のような細い月を見つけた時でさえ、
月への漠然とした想いが一気に強くなるのがわかる。

本当に細くて、一瞬見まちがいかと思うような、
そのくせ妙に鋭い光を放つ月。
触れたら、ぽきり、と今にも折れてしまいそうで、
けれども自分の手には決して届かないところにある月。

目が合った瞬間、
月の引力が増すように思われて、
とても切なくなる。

「月の色」は純粋に美しいもののひとつだ。


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細い月の欠けた部分まで見える望遠鏡が欲しいなぁ。
お金が足りないなぁ。


真 |MAIL