大阪府寝屋川市の市立中央小学校で、 教諭の鴨崎満明さんら教職員3人が殺傷された事件。
テレビのニュースでもよく取り上げられている。
事件の内容を伝えるだけではなく 昔の池田小学校だったろうか、児童が殺傷された事件以来 問われ続けてきた学校の防犯について良く語られる。
しかし、ふと思う。
確かに、今回進入を防げなかったという点などについて 色々検討すべきこともあるだろう。 だけど、児童に怪我人が出なかったというのは 成果なのではないだろうか?
もちろん、今回亡くなった方のことや ご遺族の方達のことを考えると とても痛ましく思う。
だが、池田小学校以来、問われてきたのは 子供の安全であって教諭の安全ではなかったのではないだろうか?
PTAの地域見回りでもいい。 仮に不審者がいて、それを取り押さえようとしたなら そのPTAの大人に当然危険が及ぶ。 だけど、そのことについては 今までの取り組みで考えてこられなかった。 少なくともその対処法を聞いたことはない。
完全無欠の空間を作ることなんか出来ないから 見回り等を計画しているのに 見回りの人間に被害があったからといって それが学校の防犯の失敗とし あれこれ大きく議論するのは 何か過大な期待をしすぎている気がしてならないのだ。
そういう意味で、今回の事件は 今までの防犯の取り組みとしては『成功』になるのではないか。 子供に害がなかったのだから。 (精神面の話は別として) 『失敗』があったとすれば それは子供を保護する人間に対する 安全の配慮が足りていなかったということだ。 今までの取り組みに失敗の烙印を押されるのは 子供に被害があった場合でなければおかしい。
もし、日本で銃を売買できたのなら…… あるいは防弾チョッキなどを このような場合を身に着けるというような マニュアルが作成されていたのではないか。
だから、今テレビ等で議論されている多くの内容は的外れであり 今までの仕組みが問題だったわけではない。 考慮していなかった部分が問題なのだ、と。
結局警備員でも置くのが一番分かりやすい方法なのだけど お金がないのが問題。 結局はそれが全てなのだけど ほとんどの場合、その事に触れられはしない。
だから、空回り。
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