1日雑記

2005年04月23日(土)


昨日、テレビで『紅の豚』をやっていた。
この作品、好きなんですよね。

多くの作品は、作品を通して何かしら伝えたいものが
あるのだろうと考える。
でも、本でもなんでも、読み解くって事をしてこなかったので
練習がてら少し紅の豚について考えてみた。

ネットで少し調べてみたのだけど
テーマを含めるというよりは、
カッコいいを描くって感じの作品だと。

風の谷のナウシカだったら腐海や無視を通して
自然に対する人のあり方がテーマになっているんだろうか。
天空の城ラピュタだったら、人の争いや醜さを。
戦争の愚かさでもいいけど。
もののけ姫なら素直に自然との人の付き合い方。
……と、表面見るとそんなところが
テーマになっているのかな、とは思う。

でも、なんか他にも中に意味が含まれているんじゃないのかなと
思ったりもするわけで――。
それより深いところに何かテーマがあるなら
そういうのを読み取れるようになるといいなという話。


とりあえず紅の豚。
なんで豚なんだろうか?
そこら辺、一切触れてないんですけどね。
魔法がかかっているらしい、としか。

そこら辺端折って、豚であることを考えてみると
とりあえずポルコが人間そのものが好きでないから
人間に戻れないんじゃないのだろうか。
フィオに
「フィオを見ていると人間も捨てたもんじゃないと思えてくる」
だかと語っていたので。
裏を返せば、普段は人間は捨てたもんだと思ってるってことだし。
結果的にフィオがきっかけとなって
人間に戻ったんじゃないか?と思える描写がされているので
そんな気がするんですけどね。

で、人間の何で嫌いかと言えば、やっぱり戦争なんでしょうね。
かつての仲間が死んで、1人になった。
でも飛ぶって事から離れられないから賞金稼ぎのようなことやってる。
機関銃を買いに行った時
「戦争をやっているわけじゃない」
とか言っていたのはポルコなりの境界線なのかもしれない。
殺しをやらないというのも、戦争にしたくないからなのかも。
その後、店の若い見習いが戦争屋と賞金稼ぎの違いをたずねていたから
その2つの違いは結構曖昧なんだけど。

とても似てるけど、境界線をキッチリ引いているといえば
ジーナも当てはまる。
賭けをしていて、昼間にポルコが訪れてきたら
愛そうと思っている、と。
そのすぐ後に、「恋なら簡単に出来る」と言っている。
要するに簡単には愛せませんよ、といってるわけだけど
恋と愛の違いなんてやっぱり曖昧なんだと思う。

……と、そういう風に考えてみると
何か伝えたいことが含まれているのかなぁと思えたりするんですが
別にこういう解釈加えていったものが正しいかどうかなんて
たいした問題じゃないんですよね。

作者の伝えたい意図と違うものであっても
受け手が感じたことがあるならそれが事実だから。

作品を見る上で、それに含まれる何かを解いていくのは
パズルにも似たものかもしれないけれど
そんなことしなくても楽しめるし。
一方でパズルを組み立てて、組みあがったものがあるなら
その全てが正解になるわけで……。

ジグソーパズルみたいに見本があっても
自分で組み立てられたならそっちが正しい組みあがり。
そんな気がするということです。

なんか取り止めのない話になってしまった。


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