No Problem

2003年01月18日(土) 大きくなったねぇ〜

 朝起きたら寝不足で目は真っ赤、お肌はがさがさ・・・・・。
義父の作ってくれた朝食を食べて、高速に乗り、「東海大学宇宙情報センター」へ。
今日は熊本市の生涯学習課の主催する宇宙科学講座の6回目である。
 偶然に息子のガールフレンドのまなちゃんのお兄ちゃんが受講しているので、またもやふたりはクリスマス以来の再会。
先生の話は今までで一番おもしろかったが、施設自体はまったく無人なので(受付と事務と技術者の3人のみ!)立ち並ぶ器械を見てもなんだかよくわからない〜、という感じなのであった。

 それから、まなちゃん、まなちゃんのお兄ちゃん、お母さんと一緒にファミレスで昼食。
この宇宙講座も2月3月と残すところあと2回。
じゃぁ、また来月ね、と別れようとしたところ
「まだ一緒にいた〜い〜・・・・っ!!」とまなちゃん。
今日は用事があるのでごめんね〜と言うと、お母さんが「ご用があるのよ。また来月会おうねって。」と言ったのだが、まなちゃんは顔をくしゃくしゃにして泣きながら「一ヶ月も我慢できない〜っ!!」
 
 いや〜、こんな風変わりなマイペースの息子といて、何が楽しいのでしょうか、ていうか父親に似て女の子にもてるタイプじゃないのに、何がこんなに彼女の心を掴んで離さないのでしょうか(-_-;)
あまりにもいじらしいので、「明日だったら何も予定が無いから一緒に遊ぼうか」と息子に言ってみる。
「別に。どっちでもいいけど。」と息子も照れている。
ようやく笑顔を見せたまなちゃんに、その場の全員がほっとして、では明日と駐車場で別れる。
しかし。女は8歳にしてもう女なのだなぁ(笑)

 家に帰ると夫が出かけるところだったので、「一ヶ月も我慢できない」ネタを話す。
「おお、俺もそういうこと一度くらい言われてみたいぞ」
「え〜?!付き合い始めの時は言ってたじゃん。あと5時間で会えるね♪とか」
夫も街の中心部にある場所で懇親会のためバスで出かけて行った。

 さて、3時から息子は某英会話学校の体験入学である。
先週shu君が行って、とってもよかったという話で、うちも行ってみようという事に。
いやいや、英会話を習わせようなんて、shu君の話を聞くまで全然思ってなかったんだけど。
習い事は今の3つで限界。もう増やせない、と思ってたんだけど。

 なぜ急にそんな気になったかというと、shu君の母kimkimの言うキーワードが「先生がT先生っぽいんだよ!」
T先生というのは、息子やsyu君、taka君の1年生のときの担任。
もうとにかく「子供が大好き!子供の感性が大好き!!」というベテランの先生だった。
校長や保護者の顔色をうかがうことなく、自由に、とにかく子供を愛していた。
その子の欠点を上手に個性ととらえて、引き出してくれた。
今の先生ももちろんいいんだけど、あたしたち学級委員3人娘は、よるとさわるとT先生がいかに子供を理解してくれていたかという話になってしまう。
 「先生がT先生みたい」
それだけで、あたしもkankanも「え?そうなの??いいじゃんいいじゃん、通わせたいね〜。子供よろこぶよ〜。」モードになってしまって。
 英会話に行くというより「T先生みたいな先生に子供を見て欲しい」という気持ちになってしまったのである。
うちも行きたい行きたい、その体験申し込んで、と即お願いしてしまった。
しかし、これじゃあたし「T先生が使ってる化粧品ですよ」「T先生がお使いのお布団ですよ」とか言われるだけで買っちまったりして。

 で、今日3時が約束の日。
家から3キロほどのところなので、散歩がてら歩いていってみる。
息子は「なんでもやってみたい」という子なので、あたしが「やってみる?」と聞けば「やりたい!」と答えるだろう。
 マンションのドアを開けると、赤いセーターを着た小柄な女性が迎えてくれた。
「Come In!」と話し掛けられて緊張気味の息子。
体験は小学3年生の女の子と一緒にだ。
「ここに座ってね」「バッグはここに置いて」などすべて英語だけど、ボディランゲージつきなので、息子もなんとなく言われている事はわかるようだ。

 「英会話教室」というものに生まれて初めて来たが、やっぱあれですね。先生発音が良い。
中学の時も高校の時も英語の先生はみんな発音が悪かった。
たしかにT先生に似た雰囲気で、2人の子供も自然の流れで会話をしている。
すごいじゃん。うちの子英語しゃべってるよ(笑)

 あたしは「子供に英会話を習わせる」というものにまったく興味がなかった。
よく、「2歳の娘がGood Morning Mam!と私に言うんです!!」なんて「喜びの声」を見ると、なんやこのガキ、などと思っていたのだ。
結局は「松田聖子方式が一番」と。
英語圏に住むか英語を話す恋人、友人がいれば自然と話せるようになるんじゃないかと思っていた。
必要もないのに、「いつか話す日のために」習うのはね〜なんて思っていたかもしれない。
 でも、考えたら「英語を話すことが必要になったら習おう」と思っている人には永遠にその日は来ないだろう。
自分の同級生とか見てみると、外国で暮らしている人が多いけど、やっぱり「英語が好き!」「英語を喋ることができるようになりたい!」から始めた子がほとんどであって、「これこれこういう事情で英語を話せるようにならないといけなくなったので、これから勉強する」という子は皆無だな〜。
 考えてみたら一番他人と(どこの国の人とも)コミュニケイトできる手段を「必要になったら勉強しよう」と思うのもおかしな話か・・・。
 勉強していて、「話したい」「使ってみたい」という気持ちになるからこそ、広い世界に目を向けるようになるのかもしれない。
そんな事を考えつつ、とりあえず4月からということで予約をする。
 息子はとっても楽しかったようで、街へ行くバスを待っている間に、いきなり自分のバッグを指差して「What's this?」などと言っていた。
 
 まずデパートに行って、冬物セールでスカートを一枚買う。
ほとんどスカートってはかないのだが、実家で「パパの立場もあるんだからもう少しきちんとした奥様らしい格好をしなさい」と延々いわれ続けてきたので、じゃ、スカートでもいっちょ買ってみるか、ってことで。
でも、試着すると、ほっんと似合わねえ・・・・・。
フェミニンな雰囲気が皆無なあたし。フリル、ギャザー、スカート・・・・・。
アニキが着たら気持ち悪い(笑)
 盛り沢山の今日のメニュー、次はボウリング。
ふたりで3ゲームする。
あたしは、なんとなんとめっちゃくちゃついてて、生涯最高スコアだと思う145をマーク。
息子も満面の笑みで「楽しいね」を連発。
 「さ、ご飯食べて帰ろっか。楽しかったね。」と言うとふいに真面目な顔になって「ありがとう」と息子がいうもんだから、ドキっとしてしまった。
思わず「大きくなって・・・立派になって・・・」的定番母のようにうるうるしてしまった。

 夕食はいつもの中華料理店で。
紹興酒を飲んでごきげんなあたしを尻目にノートと鉛筆をだして、今日習ったアルファベットを書き出す息子。
そして「なんか世界が変わった気がしたよ」と名言。
思わず、小さなこの子に「ワンワンよ。これ。よしよししてあげる?」「お花だよ。い〜い匂いだね〜。くんくんってしてごらん。」
なんて、言葉を教えていた日がよみがえった。
 なんか、今日は息子の成長をあらためて感じた一日だったなぁ・・・。
しかも、8歳にして女泣かせてるし(笑)

 バスで帰って、お風呂に入って、0時過ぎまで2人でゲームしたりして大騒ぎして寝る。
明日は朝寝坊だ〜(^o^)丿と、目覚まし替わりにしている携帯は持たずにベッドへ。
充実した一日、幸せな気分で2人とも即爆睡。
ところが、それから30分もしないうちに、庭では・・・・・・・。


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