内向的恐妻家の日記

   
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2003年04月28日(月) たれぱんだ劇場

今更ながら我が家は、『たれぱんだ』グッズであふれております。

# たれぱんだを知らないかたは、→ここ

以前、ブームになる前に、つれが会社のテニス大会で景品として
貰ってきたぬいぐるみが、我が家のたれぱんだ熱の発端であり、
それ以降、私も街中のたれぱんだグッズをみかける度、買い込んで
しまいました。

しかも、取得したたれぱんだのぬいぐるみ達には、それぞれ、つれが
命名した名前がついており、列挙しますと、、、

 たれお、たれこ、プチたれ、たれぞう、たれすけ、
 くりすますたれ(略してくりたれ)、たれゆき、


という数々のたれぱんだが生息しております。

そんな我が家のたれぱんだ達ですが、一匹、我が家の主のような
たれぱんだがいます。

それは、つれが唯一UFOキャッチャーで取得したたれぱんだの

 『つれたれ』(仮名)

です。

なんと、このつれたれ、よくしゃべるのです。
というより、つれの手によって、腹話術の人形のように操られ、
つれの口によって、言葉を発するのです。

例えば夜、私がつれのベッドにはいろうとすると、

『なにすんじゃ、てめぇ、勝手に入ってくるんじゃねぇ』

と、つれのベッドに生息するそのつれたれに言われます。

休日の朝、布団でゆっくりぬくぬくしていると、
これまたつれの手ににぎられているつれたれに、

『いつまで寝てるんだ、てめぇ。
 おめえみたいなのは、一番最初にりすたれ(注: リストラの意)
 されちまうんだよ。』


といわれ、さらに『意外としっとりしている』その黒い手で、
私のほっぺたをぐにぐにしてきます。

我が家に居候しているたれぱんだのくせに、
なぜこうも鷹揚な態度がとれるんでしょうか。。
我が家の大黒柱は、この私の筈です。

そんな訳で今日、無謀にもわが家族3人の、
ランクをつれに尋ねてみました。

「うんと、まず1位はゆうたでしょ。
 そして2位は、私。」


まあ、我が家では妥当な順位です。
ですが、その後の3位が問題でした。

「その後、3位はね〜、『つれたれ』、かな」

「・・・」

私は、家族3人の順位を聞いた筈なのですが、
いつのまにか私は家族から外され、代わりに
たれぱんだのぬいぐるみが家族に入っていました。。。

ここで引く、私ではありません。

「あれ〜、こうがいないな〜、、、じゃあこうは何位なの?」

「う〜ん、ランク外。てゆうか、はじめっから比較対象にもなってない。」

「。。。」

・・・めそめそ。悲しがるこう。

さらに追い討ちをかけるように、つれは、つれたれを手に取って
こう言いました。

『もっと働いて稼いでこい。そうすればランクに入れるかもなっ。』

「。。。」

なぜここまでひどい言葉を、たれぱんだごときに言われなくてはいけないのでしょうか。

仕方なく私は自室に戻りました。

そしてさみしく、布団の横に居た『たれぞう』を操り、
お互いに愚痴をこぼしあったのでありました。

お前もかよっ!! (←三村風つっこみ)


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