内向的恐妻家の日記
今更ながら我が家は、『たれぱんだ』グッズであふれております。
# たれぱんだを知らないかたは、→ここ
以前、ブームになる前に、つれが会社のテニス大会で景品として 貰ってきたぬいぐるみが、我が家のたれぱんだ熱の発端であり、 それ以降、私も街中のたれぱんだグッズをみかける度、買い込んで しまいました。
しかも、取得したたれぱんだのぬいぐるみ達には、それぞれ、つれが 命名した名前がついており、列挙しますと、、、
たれお、たれこ、プチたれ、たれぞう、たれすけ、 くりすますたれ(略してくりたれ)、たれゆき、
という数々のたれぱんだが生息しております。
そんな我が家のたれぱんだ達ですが、一匹、我が家の主のような たれぱんだがいます。
それは、つれが唯一UFOキャッチャーで取得したたれぱんだの
『つれたれ』(仮名)
です。
なんと、このつれたれ、よくしゃべるのです。 というより、つれの手によって、腹話術の人形のように操られ、 つれの口によって、言葉を発するのです。
例えば夜、私がつれのベッドにはいろうとすると、
『なにすんじゃ、てめぇ、勝手に入ってくるんじゃねぇ』
と、つれのベッドに生息するそのつれたれに言われます。
休日の朝、布団でゆっくりぬくぬくしていると、 これまたつれの手ににぎられているつれたれに、
『いつまで寝てるんだ、てめぇ。 おめえみたいなのは、一番最初にりすたれ(注: リストラの意) されちまうんだよ。』
といわれ、さらに『意外としっとりしている』その黒い手で、 私のほっぺたをぐにぐにしてきます。
我が家に居候しているたれぱんだのくせに、 なぜこうも鷹揚な態度がとれるんでしょうか。。 我が家の大黒柱は、この私の筈です。
そんな訳で今日、無謀にもわが家族3人の、 ランクをつれに尋ねてみました。
「うんと、まず1位はゆうたでしょ。 そして2位は、私。」
まあ、我が家では妥当な順位です。 ですが、その後の3位が問題でした。
「その後、3位はね〜、『つれたれ』、かな」
「・・・」
私は、家族3人の順位を聞いた筈なのですが、 いつのまにか私は家族から外され、代わりに たれぱんだのぬいぐるみが家族に入っていました。。。
ここで引く、私ではありません。
「あれ〜、こうがいないな〜、、、じゃあこうは何位なの?」
「う〜ん、ランク外。てゆうか、はじめっから比較対象にもなってない。」
「。。。」
・・・めそめそ。悲しがるこう。
さらに追い討ちをかけるように、つれは、つれたれを手に取って こう言いました。
『もっと働いて稼いでこい。そうすればランクに入れるかもなっ。』
「。。。」
なぜここまでひどい言葉を、たれぱんだごときに言われなくてはいけないのでしょうか。
仕方なく私は自室に戻りました。
そしてさみしく、布団の横に居た『たれぞう』を操り、 お互いに愚痴をこぼしあったのでありました。
お前もかよっ!! (←三村風つっこみ)
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