内向的恐妻家の日記
2003年05月08日(木) |
恋話、カミングアウト |
今日、仕事で会社の別なビルに行ったのですが、 そこは、私が昔好きだった人が働いているビルで、 つい昔の事を思い出してしまいました。
という事で、今日の日記は、いつものあほあほ日記ではなく、 まじめに、昔の恋話を書いてみたいと思います。 (暇な方はお付き合い下さい)
私は、会社の同期だったつれと、入社1年目に付き合って結婚したのですが、 その好きだった人(Aさん)も同期入社の人でした。
私は、入社してから最初に好きになったのは、実はつれではなく、 そのAさんだったのです。
つれは同期入社の中でも明るく人気もあったのですが、逆にAさんは、 落ち着いたしっかりした人で、容姿はそんなに良くもないのですが、 時たまみせるふわ〜とした仕草に、たちまち惹かれてしまったのです。
ですがある時、Aさんには彼氏がいるという情報が耳に入ってきました。
そう聞いても、Aさんを好きな気持ちは、おさまるどころかますます増し、 告白したくてもできず、悶々とした暮らしをしていたのですが、 ある事件をきっかけに、逆につれとの仲が急接近していったのです。
そしてある時、親友からつれがどうやら私の事を好きらしいという情報を得て Aさんの事が気になりながらも、つれに告白し、付き合う事になりました。
この時の私は、とても卑怯だったと思います。
つれを本当に好きかどうかわからず、つれを恋人にできるという思いだけで告白し、 付き合っている最中も、心の奥底ではAさんの事がずっと気になっていました。
そんな思いが、以前Aさんとの恋愛を相談した親友からつれにばれ、 一度、修羅場になった事がありました。
つれはもちろん、自分とAさんのどちらが本当に好きなのか私に詰め寄りました。 私は、入社当時はAさんが好きだったけど、今ではつれが大事な事を正直に話しました。
この話しをしながら、もうAさんの事はすっぱりあきらめよう、 もうAさんの事を思うのはやめよう、と心に決めました。
そして、流れるままに結婚が決まり、私も幸せな日々を送っていたのですが、 ある小人数の飲み会で、Aさんと一緒になる機会がありました。
その席で私はAさん意識しないようにしていたのですが、何故かAさんは、 私にからんできました。 というより、みんなを差し置いて、私とAさんの2人だけでしゃべっていました。 (今思えば、Aさんは私がAさんの事を好きだった事を知っていたのかもしれませんね)
そんな中、私は酒の勢いもあって、つい軽くAさんに告白してしまいました。
「実はね〜。僕は入社した時からず〜っと、Aさんの事がいいと思ってたんだよ。」
「へぇ〜、初耳。そうなんだ〜。で?、どんな所が。」
「う〜ん。。なんか自然体な所かな。そんな所がずっと好きなんだよな〜。」
「ふふふ。へぇ〜。」
。。。なんか会話だけ見てると、飲み屋のよっぱらい親父とママの 会話みたいですね。。。(^^;
たぶん、軽くあしらわれたのでしょう。 Aさんも告白について軽く流したし、私もあえて返事を聞きませんでした。 Aさんは、自分を好きになってくれている人の話しを聞きたかっただけなんでしょうね。
まあ、この飲み会の後も何事もなく、(ほんのちょっとは期待したのですが。。。) すっきりとAさんの事を忘れられ、無事につれとの結婚へと至りました。
。。。ですが、過去の思いって無くならないんですね。
また噂で、Aさんが彼と別れたという情報が流れてきました。
私は、この話しを聞いた瞬間、Aさんを思う気持ちが蘇ってきて 本当に動揺しました。
また、幸せな結婚生活を送っていて、幸せな筈の自分が
『もし結婚していなくて、今告白すれば、Aさんと付き合えるかも。』
とか本気で考えている自分にも動揺しました。
ある漫画に、
『思いはなくなったのではなくて、ただ心の中で凍っていただけ。。。』
というセリフにあるように、Aさんの事を忘れただけでなく、 Aさんへの気持ちはただ凍っていただけだったんですね。
その思いが溶けた日々は、本当につらい日々でした。
それからしばらくして、Aさんが結婚した時は、心底ほっとしました。 相手は、別れた彼氏かどうかはわかりません。 不思議と残念に思う気持ちがなかったのは、以外でした。
そんな訳で、Aさんとは、もう数年も会っていないのですが、 思いはもうなくなったのですかね。 それとも、また心の奥底で凍っているだけなのでしょうか。
わかりませんが、今のこの奴隷の様な生活でも私には大事な生活です。 Aさんの事は明らかに今の生活にとってマイナスの事であり、Aさんの 事を蒸し返し、今の生活にひびを入れたいとは、決して思いません。
今日、Aさんの通うビルに行って、そんな事を思いました。。。。
以上、最後まで読んで下さりありがとうございました。落ちなしです。
ここまで読んでくださった方の為に、今日の小ネタ(つれとの会話編)
「この頃の気候は、何着ていいのかさっぱりわからないのよね。」
「街中では、結構薄着の人が多いよ。」
「そうだ、せっかくカメラ付きの携帯があるんだから、街中の女性の ファッションを撮ってきてよ。」 「え〜。でも無許可で女の人の写真を撮ってたら、それ、盗撮じゃないの?」
「顔を撮らなきゃ大丈夫でしょ。 もし見つかったとしても、ファッションチェックの資料を 集めてましたって言い訳したら。」
「。。。」
「もしくは、ピーコに頼まれて調査していましたとか。」
「。。。」
皆様、街中で携帯で女性の写真を撮っている人がいましたら、 それは私かもしれません。 見つけても、警察に通報しないで下さいね。(;´Д⊂)
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