銀色の日記
モクジイク?|モドル?|ススム?
| 2001年09月15日(土) |
2番目に悲しかった日 |
今日だけは、どんなに忙しくても、どんなに眠くても日記を書こうと思っていた。
2年前の今日9月15日、文太が年内もたないと宣告された日。 病院に連れて行ってレントゲンを撮ったら、体中に無数の癌が見つかった。 目の前が真っ暗になって、その場で泣き崩れたのを憶えている。 何度も先生に尋ねた。 「どんな方法もないんですか?」 何度尋ねても答えは一つだった。 「少しでも楽に毎日を過ごせるように最善を尽くしましょう」
だけどそれからしばらくは、とても年内もたないなんて信じられないくらいに元気だった。 御飯も食べてくれるし、天気のいい日はベランダにも出て日光浴。 ほとんど毎日のように写真を撮ったな。。。
「アガリクス」が癌にいいと聞いたので、わらにもすがる気持ちで買った。 どんなに食欲のない日でも「アガリクス」だけはきちんと飲み込んでくれた。
それから三ヶ月と半月後の12月31日、文太は天国へと旅だった。 2000年を迎えることも出来ずに。 今でも鮮明に憶えている。 多分、人生で一番辛かった日。
仕事が落ち着いて、あの日からの文太の写真を見る気持ちの余裕が出来たら、小さな体で一生懸命癌と闘って頑張った日々のことをHPに書いてみようと思っている。 まだまだ先になるだろうけど。 私はまだ文太を諦め切れていない。
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