銀色の日記
モクジイク?モドル?ススム?


2001年12月31日(月) 忘れられない日

夜更かしして、朝方寝たにもかかわらず何かのはずみで目が覚めた。
時計を見ると10時過ぎ。文太が天国に旅立った時間。

今日は文太の命日。
丸二年が過ぎた。なのに鮮明に記憶が蘇る。
最後の一週間、連日の寝不足で疲れがピークに達していた。
朝と夜の二回、点滴と注射。
点滴のせいでトイレの回数が増える。
もうその頃は立つのもやっとだったから、夜も寝ないでトイレの度に抱いて連れて行っていた。
最後の日、文太をくれた友達が虫の知らせか泊まってくれた。
ギリギリまで頑張ってたけど、どうしても眠くて友達も居てくれるし一時間だけ寝てしまった。
その間に文太の意識はほとんど無くなっていた。
なんで我慢できなかったんだろう?
ずっと側についていてやれば良かった。
そのことを後悔し続けた二年間。
寝てしまった自分を責める。

夜、テレビを観ながら久しぶりに文太のアルバムを開けてみた。
まだやっぱり最後の写真は見えなかったけど、可愛い仕草の文太を見て思い出に浸った。
命日くらい幽霊でも良いから会いに来てくれたらいいのに。
せめて夢で会えたらいいな。


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