銀色の日記
モクジイク?モドル?ススム?


2004年10月29日(金) ジレンマ

昨夜遅く外の猫たちにカリカリをあげに出た時、ふといつも猫たちが寝ている猫ベッドを見ると黒の子猫が両手両足を大の字に広げうつ伏せになっていた。
息をしている様子はない。
相方を呼んで見て貰ったら、やはり亡くなっていた。

"保健所を呼ぶ"事件からしばらくは駐車場にカリカリを置いていたが、どうも子猫たちが気が付かなくて食べ損ねているようだったので、やはり裏庭の気が付きやすいところに置くようにしてた。
外の子たちは生後2ヶ月以上は経っていると思うのだけど、かなり小さくて痩せている。
生後一ヶ月くらいの大きさだ。

一匹だけ、栄養不良なのか首が曲がったままの子がいる。
親猫たちがカリカリを食べてしまって子猫たちに足りていないのだと思い、何日か前から朝晩2回あげることにした。
段ボールにタオルケットを敷いて、寝箱もひとつ増やした。
なのに・・・。

多分、亡くなった子猫は圧死だと思う。
寝ている上から親猫たちが何匹も乗ってきたのだろう。
痩せて小さい体は重量に耐えられなかったのだろう。
何匹も亡くなった猫を見てきたが、あんな風に両手両足を広げたまま亡くなっていたのは初めて見た。

その姿が目に焼き付いて離れない。

死を目撃した時は不思議と涙は出なかった。
今の外猫たちの状態を思うと「もう寒くないし痛みもない天国へ行けた」
その方がマシだとも思った。
決して死んだ方がいいという意味ではない。


相方が先に寝室に行き、一人でボーッとテレビを見ていた。
バンドのオーディションだろうか?
見たことも聞いたこともないような若いグループが歌っていた。

「いっそ逃げ出して 夢からふと覚めたように」

サビの部分の歌詞。
何度も何度も繰り返すこの言葉を聞いている内に涙があふれてきた。
逃げ出すことは出来ない、かといって特別に何かをすることも出来ない。
ワタシのせいだと責められ、文句を言われるのが怖くて思うままに出来ない弱さが情けない。

寝る前にもう一度外に出て、厚めのフリースの服を猫ベッドの横に敷いてやった。
少しは寒いのがマシになるかもしれないが、雨が降ったらこれも役に立たない。

外猫たちに係わるようになってから、好きだった雨の日が嫌いになった。
優しい雨なんて無いと思う。

新潟での大地震。
被災した方達のペットたちはどうしているだろう。
人間でさえ食事もままならない様子。
どうか、動物を連れて避難している方達が迫害を受けませんように。

新潟県中越地震動物救済基金(新潟県ホームページより)
新潟県ホームページ


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