銀色の日記
モクジイク?モドル?ススム?


2005年01月30日(日) 書き留めておかなければ

もう外猫ちゃんの事は日記には書かないと思っていたけど、書き留めておかなければいけないと思ったので書きます。

また外の子猫が一匹天国に旅立ちました。
金曜の深夜12時頃、カリカリをあげに外に出たら子猫の様子がおかしい。
最初は眠いだけかな?とも思ったが、やはり動けない様子。
段ボール箱にタオル地のマットを敷いて子猫を入れて事務所に入れた。
病院に電話してみるが出ない。
朝まで待つ事に。
寒いだろうから暖房入れて、何か食べさせようと缶詰を口元まで持って行ったが顔を背ける。
甘い物はすぐ吸収するからいいと言うのを思い出し、取りあえず砂糖水を注射器(針のないヤツ)で飲ませた。
美味しそうに飲んでくれた。

朝になったら病院に連れて行こうと早めにベッドに行ったものの寝付かれない。
何度も子猫の様子を見に起きた。
呼吸で体が揺れているのを見るたびホッとしていた。

土曜、いつも行っている動物病院に連れて行った。
熱を計ると35度ちょっと。低すぎる。
温めて貰いながら点滴をした。
先生が「こんな状態だから(病院で)預かるのがいいのですが、費用の事もありますし家で見てあげるかどうしますか」と尋ねた。
正直迷った。
今、家計は厳しい。
けど連れて帰っても家の中には入れてあげられない。
相方に「どうしよう?」と聞いたが無いものは無い。
視力が安定したら眼鏡のレンズだけでも変えようと残しておいた僅かなお金、それを治療費に充てよう。
先生に「少し良くなるまで1日、2日でも預かってください」と答えた。

血液検査をするからと採血をしたが、かなり嫌がった。
検査結果が出るまでに目やにと鼻を綺麗にして貰い、可愛い顔になった。
レントゲンを撮るというので、診察室で待っていたら急に子猫が暴れ出して診察台から落ちてしまった。
ワタシたちのいる反対側に落ちてしまったので、受け止めてやれなかった。

すぐに先生が来てくれてレントゲンに連れて行った。
暴れ出した様子を見て文太の最期の時と同じだと思った・・・。
文太も最期にどこにそんな力が残っていたのかと思うくらい、急に起きだして台所まで歩いていきクルクル回って息を引き取った。

そんなことを思っていたら先生が「来てください、心臓が止まりました。見てあげてください」と慌てて呼びに来た。
レントゲンは撮れたらしい。そのすぐ後に心臓が停止した。
懸命に心臓マッサージをしてくれた。
心の中は複雑。
頑張れ!頑張れ!と思いながら、もう辛いのなら頑張らなくていいよ・・・とも思った。
子猫が選ぶだろう。この世がいいか、あの世がいいか。
心臓マッサージをしている子猫を見ながら、沖太のことも思い出した。
あの子も最期は病院の手術台の上だった。
心臓マッサージをしても帰っては来なかった。

多分、そんなに長い時間ではなかっただろう。
「残念ですが」そんなことを言われたような気がする。
目を閉じさせて、体を綺麗に拭いて貰い、箱に入れてやってくれた。
女の先生が小さな花を入れてくれた。

他の外猫たちの事もあるので血液検査とレントゲンの結果を聞いた。
伝染性の病気は持っていなかったが、肺に腫瘍のような陰が幾つもあった。
胃の中は空っぽだった。

もっと美味しい物をたくさん食べさせてあげたかった。
いつもそう思うが、中と外とで約30匹近い猫たち。カリカリとたまに缶詰をあげるので精一杯だった。

治療費の会計を待つ間に、待合室に貼って貰っていた「里親さん募集」のチラシをはずして貰った。
前に作っていた里親さん募集ページのURLを入れていたし。

治療費の会計。
血液検査にレントゲンに点滴に蘇生処置に・・・全部で31600円。
財布には15000円ほどしかない。
10000円だけ払って残りは月曜に払いに来ることにしてもらった。
前に野良猫ちゃんの治療費は少し安くして貰えたからちょっと期待したが普通の料金だった。
病院もボランティアでやってるんじゃないし、それは仕方がないか。。。

後日払いますの念書を書いてる間、女の先生が「助けられなくてすみません」と何度も謝った。
亡くなってしまった子の治療費を受け取る先生も心苦しいだろう。
でもそれは人間の治療でも同じですよ先生。仕方のない事です。
と思いながらも、この金額はかなり痛い。

でもこの子猫にしてやれる事はこれしかなかった。
見て見ぬフリは出来ない。
虚無への供物ではない。

野良猫の治療・・・。
もしもワタシ以外の人で、どこかで病気の野良ちゃんを見つけて病院に連れて行ってこの金額を言われたら・・・。
もしかしたらよほどのお金持ちでない限りその人はもう二度と野良猫を病院に連れて行かないかもしれないな。
ウチの外猫ちゃん達も病気をしないとは言い切れない。
大きい子だから安心はしているけど、いつも鼻をグスグズいわしてる子もいるし。
これからもっともっと寒くなる。
どうか元気に冬を乗り越えて欲しい。


夜になって子猫を埋めてやった。
虹の橋・・・。
渡ってちゃんと兄弟達に会えただろうか。

ふと携帯を見たらお友達からメールが来てた。
ワタシの掲示板の書き込みを見てウチに来てくれたらしい。
ポストに可愛い招き猫のお香立てと「元気出して」のメッセージが入っていた。
慌てて「ありがとう」とメールを送った。
「ちゃんとお空にいけますように・・・」そう思ってお香たてをくれたと返事をくれた。
子猫の変わりにウチに来た招き猫。
使わないで置いておこうと思ったけど、その言葉を読んで一度だけお香を炊いた。
ちゃんとお空にいけますように。虹の橋を渡れますように。
優しい優しいかぼちゃん。本当にありがとう。
「今夜はゆっくりおやすみ銀ちゃん」その言葉にまた涙が止まらなくなった。

短くて辛い一生だったろうけど、今度生まれ変わる時は幸せに。
助けてあげられなくてごめんなさい。
本当にワタシがもっともっとお金持ちなら・・・。
去勢も避妊もちゃんとしてあげて、不幸な子猫も減らす事が出来るのに。

きっといつかはワタシにも罰が下されるだろう。
ワタシはいつでも思っている。逃げ出したい。
でも逃げ場はない。
ワタシも辛い。責められるのは辛い。
外猫たちの生死の責任をすべて背負うのは辛すぎる。
"餌をやるな"と言う人たち。
その言葉の陰で辛い思いをしている、こんなに辛いなら逃げ出してしまいたいと思ってしまうくらい辛い思いをしている人間もいるのです。
"餌をあげるのをやめる"ことも辛くて出来ないのです。
責めるだけなら、いっそワタシを殺してくれませんか。
その方が楽なような気がしています。

長くなってしまいました。
愚痴ってしまってすみません。



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