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2001年07月09日(月) 骨太改革の罠

「骨太改革」?
なんだそれは?
現在、國の借金は666兆円。主要16銀行の不良債権は12兆7000億円あるという。
それを抜本的に解消するために「痛みを伴う」改革をするという。それが「骨太改革」だと。
結果的に失業者が150万人〜530万人発生するというがそれで日本経済は健全化するという。

いい加減戯言に付き合うのは飽き飽きした。

日本経済の健全化というお題目はこの10年何回聞かされたと思う?
そんなもの誰も望んでいないのだよ。
バブルで破綻した連中の救済のために何で真っ当な日本人が巻き込まれなきゃいけないんだ?
そもそもバブル経済とその崩壊に続く不況とかいわれる『情況』は誰が何のために起こしたのか知らぬとでも思っているのか?
日本の財産、生命、文化等あらゆるものを搾取するため国際金融機関が画策した大陰謀であることは誰でも知っている。
バブル以降の経済政策で結局誰が潤った?
欧米とその背後にいる国際金融機関だ。
日本国民は食い物にされただけではないか?
日本経済の健全化とか日本発の恐慌阻止とか、綺麗事並べているが全部国際金融機関の利益になることばかり。結果的に日本国民は合理的に搾取され続けてきた。

この得体の知れぬ改革のボルテージを更にアップした小泉なる男がメディアに後押しされて宰相となって数カ月。
支持率は今だ異常に高い。
当然だ。メディアがそうなるよう操作しているのだから。
最近、民放のスポンサーに外資系の企業が幅をきかせはじめた。彼等が提供する番組全てが小泉を支持する内容で占められている。
なぜか?
それは彼等にとって小泉が必要だからである。
真の権力者は常にメディアの背後にいる。小泉はその権力者の操り人形に過ぎぬ。
だからして小泉はその権力者の利益になるよう無垢な人々に訴えるのだ。
「骨太改革」とは最終的に日本を国際金融機関に売却する手段に過ぎないのは言うまでもない。
だが、小泉が言うと恰も日本再生の特効薬のごとく錯覚してしまうのだ。

外国勢力の操り人形が宰相となり、痴呆老人が財務大臣を勤めるという危うさ。
その痴呆老人は今日も欧州で開かれているサミット財務相会合で日本の「貯金通帳」を騙し取られるべく失禁外交を曝している。
メディアはそれを恰も喜ばしいこととして報道し国民も額面通り受け取っている訳だ。
「小泉内閣は日本を再生してくれるんだ」とね。
愚かな。
実は破滅へのスパイラルまっ逆さまに堕ちていくことも知らずに。

「骨太改革」によって肥え太るのは誰か?
少なくとも日本ではあるまい。

「骨太改革」の後日本に待っていることといえば経済の崩壊と国家解体に伴う内戦と飢餓位であろう。
今から覚悟しておくことだ。


絶望皇太子