とどすダイアリー
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2003年09月28日(日) 教会Jazz第2弾

今日は大野智子さんが全面的にフィーチャーされたセットでの2時間。テナーはお馴染みのボブ・キンドレッド、ベースも前回と同じドン・ヒグドン、それにドラムスは大野さんのレギュラードラマーの様な町内会のティム・ホーナー、それにゲストボーカルは替わってパット・タンディーさんと言う濃いめのオネエサン(おばさん?)である。

ボブのテナーは相変わらず良く歌う。音量のコントロールに幅があってなかなかスィングするテナーだなあ。休憩時間にCDを買った。ギター入りのカルテットでドラムスではなくパーカッションというフォーマット、なかなか渋そうな感じ。良かったら日本の友人にも聴かせたいな。

大野さんはオリジナルをやる時よりはバップのイディオムで弾いてくる。これも良いなあ。でもなんかPAがモゴモゴしているので少し自分のプレーが聴きにくそうで、従って弾きにくそうな印象を受けた。(演奏後、そんな感想を述べていたのでTodosの耳もまんざらじゃないのかな・・・)

さて今日面白かったのは実はボーカルのパット。前回のラシーマさんがエラを彷彿させるボーカリストとすれば、パットは全然違う。最初はサラっぽいかな?と思ったら、歌うほどに濃い!!じゃあダイナ・ワシントン、って感じで聴いていたけれど、最後の God Bless The Child とか Everyday I got a Blues なんか聴いているとまるでハーレムのバプテスト教会に居る感じ。客席(と言っても教会の椅子なんだけど)にコーラスや掛け合いを要求したりして、こりゃ真っ黒なハーレムじゃわい。ボブも智子もウネウネ・ゴリゴリのブルース・フィーリングでやってた。

おとなしい白人の観客が殆どだったのでTodosが一番盛り上がっていたかも・・・。


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