とどすダイアリー
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まだまだ世界では交通機関へのテロが続く状況ですが、TODOSが見るところアメリカでは出張・旅をする人は増加しており常に飛行機は満席に近く、更に航空会社は経営効率を上げるためにギリギリのオペレーションをしているので、綱渡り的な運行状況です。
そんな時なのに某U航空の乗務員は待遇改善を求めてストライキやサボタージュというテロかいな?と思う手段にも出るらしいのです。今日ははNYからシカゴで乗り継いでミメアポリスに移動する予定でしたが、空港に着くといきなり最初のNY-シカゴ便がキャンセルになったとのアナウンス。直行で目的地に行くのならばまだましなのですが、乗り継ぎが絡む場合は大変です。窓口でゴチャゴチャと交渉して、やっと当日の内にミネアポリスに到着するボーディングパスを貰いました。
単に(!)経由地がシカゴからワシントンに変更になり、到着時刻が3時間!ほど遅れるだけですが・・・・・。こんなことは最近のアメリカでは日常茶飯事ですが、頭に来たのはキャンセルの理由を根掘り葉掘り聞いたら「ノー・クルー」ということ。つまり乗務員が揃わなかったと言う理由なのです。どうも日曜日の乗務には特別な割り増しを更に要求している組合側がサボタージュをしたらしいのです。これは明確な職場放棄であり処罰モノだと思うのですが、何故かまかり通っちゃうのが問題ですね。
不愉快な気分を何とか回復させてくれたのは同じ航空会社のワシントンからの客室乗務員でした。
小さな14列x4人の飛行機だったので客室乗務員は1人だけでしたが、彼(そうスッチーじゃなくてスチュワードだったのですよ)のインテリジェントとユーモアに溢れるアナウンスメント、パッセンジャーの満足をどうやって引き出すかと言うセンスに富む全ての行動・立ち振る舞いに感動したのです。発音もクリアなイギリス式の英語で誰にも分かりやすいしゃべり方だし、また黒人特有の深い声だったので心に響きました。ハッキリ言って何百回と飛行機に乗っているTODOSですが、彼が客室乗務員として今までの経験でベストでした。
サボってフライトをキャンセルにする客室乗務員も居るかと思えば、同じ会社でこんな素晴らしい客室乗務員も居ると言う多様性、これがアメリカかも知れません。
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