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■ 娘さんとデート
すごく眠かったのです。なんとか目を開けられないまま起きました。娘さんは既にミルクを飲んでいました。とても可愛いですが後ろ髪を引かれる思いで出勤です。
しかし、朝から目の覚めるようなニュースが。男児置き去り事件で母親とその恋人が逮捕。なんでもオンラインゲームマニアでネットで知り合った男の元へ家出。「育児をしたくなかった。」と子供を捨てる。なんともどす黒く気の滅入るニュースです。嫌な話このうえないです。どうして、このように身勝手に産んで捨てるのでしょうか？世の中には子供が欲しいのに授かれない夫婦も少なくないのに、どうしてこんな嫌なニュースが絶えないのでしょう。あまりにもこの子供が不憫過ぎます。話を細かく聞けば子供を置いて家出した母親に父親が子供を渡して、その後、置き去り。なんとゆう鬼畜な事件でしょうか？罪に問われても軽微な罪でしょう。しかし、これは子供の魂を殺す殺人罪に等しい所業だと思います。しかも、驚く事に３歳なのに会話が難しいそうです。ネグレクトにも程があります。もしかすると世の中にはこういう子供がたくさんいるのではないか、と不安になってしまいます。
横で「うーうー」と手をぱたぱたさせている娘さんを見て、なおのこといとおしく思いました。しかし、会社に出かけなくてはいけません。今日は奥さんの友達のとこに連れて行くとのこと。しかも、遠い場所です。心配が募ります。
なんでも帰宅時間が同じくらいなので待ち合わせをすることにしました。私もベルさっさで帰りました。駅のホームで待っていると奥さんと娘さんがやってきました。娘さんはだっこひもの中ですやすや眠っています。寝ているのでちょうどいいし、今から御飯の支度が出来ないので弁当を買って帰るんだったら外食にしよう、ということで交際当時によく行っていたパスタ屋さんに行きました。値段体系が著しく間違ってるパスタ屋でディナーセットはパスタを選択できるのですが６５０円のミートソースと２０００円のクリームパスタのどちらを頼んでも同じ値段です。そりゃ２０００円のほうを食います。けど、いつも間にか是正されていました。娘さんはすやすや寝ています。しかし、パスタがやってくると食い物の匂いに誘われて起きました。けど、おとなしかったです。お友達さんの家でも大人しかったそうです。パンの中の白い部分をちぎって食べさせると噛んで食べています。けっこうたくさん食べてびっくりしました。ちょっとぐずりはじめたので抱っこしてレストラン街を散歩しました。ウィンドウに陳列してある偽者メニューを見せましたがあまり喜ばず、やはりキラキラしたものが大好きなようです。久しぶりに二人きりで街を歩くデートでした。
ドンキホーテに寄りましたがベビーカーで入るには不可能なほど狭かったので早々に退散して家に帰りました。家に帰って「白夜行」を見ながらお風呂に入れて寝かせました。改めて夜に「白夜行」を見ましたがドロドロです。怖いです。この物語は主人公の男の家が質屋であったことがキーワードで「貸し」と「借り」の話のようです。弱みを握られて脅され続けられたり、殺人をもみ消し被ったり、見返りを求めずに尽くしたり、「貸し借り」という誤った呪縛にがんじがらめに縛られた人間の物語のようです。もしも、俺だったらそんなつまらん呪縛なんか気にせずに開き直っていきたいところですが、若かったり子供がそんなずうずうしく生きられるわけがなく流されて生きているのが悲しい話ですね。娘さんもそんなことに絶対に巻き込まれないように注意させないといけません。
しかし、親というのはなかなか自由な時間が作れませんが、親というものはそういうものなのかも知れません。両親と従姉妹に写真を送らなければいけないのですが便箋を揃えることすらも一向に進みません。
2006年02月02日(木)
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