涙が風吹く時
或いは知らぬ場所で何かに浸る時
ココロの全て何もかもがあなたに繋がる
知らぬうちにあなた色に染まっていた私にできる事は
ココロの底を打ち明ける事と
あなたの夢を応援する事
こらえた涙は声を震わせ
ココまで辿り着いた強がりは私を後悔させる
頬を伝う涙に哀しみを知らされる
気を紛らわす為に歌った唄も
切なさを忘れる為に閉じた瞳も全て
全てあなたに繋がる
こんなに愛しいと思わなければ
涙が出るほど悲しい気持ちに出会わなかった
たわいもない話で笑えた二人は
思い出の向こうに影かかって居る
あんなに愛しく想えた柔らかくて少し棘の在るココロは
もう只あなたに届けるしかなくなってしまった
遠くへ旅立つあなたを想うと手放したくない気持ちが一層増えて
あなたの声がどこからかきこえたような幻聴を伴う
この心を助けられるのはあなたの声しかなくて
あなたの優しい歌しかなくて…
ゆっくりと待ち続けていた自分自身に
タイムリミットが在るなど気付きもしなかったから
只 今はあなたに届く歌を泣きながら
もがき始める自分を見つめるだけ