意を決して歩き始めたはず、一歩ずつ立ち止まって振り返ったら足跡は長くここまで続いてると思ってた時間だけはうまく進むのにこの心は何処かで止まったまま笑いながら、歩いていく人や忙しく、走っていく人首をかしげながら、僕は見流すあの頃、強く握り締めたはずの手応えは何処かに置き忘れたか、勘違いか風に吹かれた木々のざわめきをも哀しみに聞こえるのは何故でしょう