右手にグルグルタオルを巻いて、冬用のジャンパーを着込んで 今夜は知輝と剣道の稽古だ。
あと、3日で総和大会だというのに、さっぱり上達しない知輝。 今日は300回以上の素振りと言っておいたのに250回しか やっていないとのこと。 火曜日の夜に小手を打たせてみたが、最初の5回は、つばに 当たって小手にはさわりもしない。体を突っ込んでいないからだ。 普段、小手打ちの時に元立ちに小手をあけてもらっているし、 打ってから抜ける練習をしているが・・実戦で、打って抜ける・・ は、いまの知輝には怖くてできないだろう。実際、部内試合で 面以外の技を試していないようだ。(ふるえていたようだ)
案の定、私がまっすぐ構えていると当てることすらできないのだ 今日は、先の試合の前に強いチーム(千尋ちゃんが) がやっていた”小手”を打って勢い良く相手にぶつかる練習を やろうと決意した。 防具が無いので、冬服をいっぱい着込んだ。 知輝には、面と胴をつけさせて、バイク用の手袋で。 私は、知輝の小さい小手を借りて・・・道路で門灯を全部つけて
「やーやー」「声が小さい」「打った位置で止まったら、面を 打たれるだろバカ」「まづ、ぶつかってこい」2−3度やったら すぐに小手が当たるようになった。当たりがだんだん強くなった。 20回ぐらいやった。汗がでてきたという。稽古らしくなってきた。 良い小手が出てきた、右手が痛い。タオルを巻いて、小手をして いるのに(防具つけててもかなり痛い。がまんしよう。) 50回やった。良い感じになった。これなら・・・いけるだろう。
勝ち負けより、自分の練習した技を試合で使ってみよう。 相手が強ければ、なにをやっても、やらなくても負ける。 問題は、このあいだの時のように自分と互角の相手と当たったとき 6回も延長したとき、面以外の技を出せないと・・
失敗しても、”必ずぶつかれ”と教えた。 そうすれば、打たれないだろう。ぶつかりがかなり強く速くなった。 すり足を忘れないようにしよう。先生にいつもいわれているから。 面胴を着けての跳躍をやらせた。やりにくいという。 (やったことがないのだ。)50回やって、面打ち50回で きょうの夜間稽古は終わった。 ふたりとも、汗でびしょびしょ。
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