初夏 - 2001年06月29日(金) この時期の、夕方の、熱気と冷気が入り混じるそんな時が好きだ 生温さは勿論心地良い 熱気は、匂いを立ち上がらせる 冷気は、音を伝えてくる 匂いは思い出を蘇らせ、音は感覚を刺激してくる これからの時期の午睡は最低だ 汗と怠惰が体中から溢れ、残るのは、けだるさだけだ 日陰を求めてでも、起きているべきだ 光の厳しい季節になる 快適さには程遠く、しかし、命が一番強くなる時期でもある ならば、濃い影の中で、眩しい光を見つめよう 光の移ろう様を、命の移ろう様を じっと眺めて生きよう ...
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