過去綴り...RuRu☆

 

 

重なる記憶 - 2004年09月19日(日)

今月に入って 3回もである

通勤の途中 

それは時に 

ほんの数分前まで生きていた事を感じさせる程 形を留め

またある時は 
 
濡れたダンボールの上を 何台も通り過ぎた後の乾いた形の様であったり


無惨にも  

アスファルトに残る 流れた出した血の 黒ずんだ跡が

充分なほど 生きモノであった事を示してる

そんな一瞬に出会うたび


昔の記憶が甦る


幼い頃

野良犬が家に迷い込み

私は 遊び相手が出来た嬉しさで 犬とじゃれる

犬も嬉しそうに 飛び回る 走り回る・・・

そして

あまりの嬉しさゆえか 飛び出した先は道路で 
当然の様に 車と接触・・・・

一瞬 死んでしまったと思い 奇声をあげると
声を聞きつけた親が
私を家の中に 連れ戻す・・・


跳ねた車は 止まる気配もなく立ち去り
後続車も 避けて走る


窓越しに 犬を見ていた


しばらくすると 犬は鉛の身体を起こすように 立ち上がり
こちらを 振り向いて・・・

頭を打ったのだろうか?

その両目は真っ赤になり 血の涙を流してる

声が出なかった

わたしのせいだ・・・・
わたしのせいだ・・・・・
わたしのせいだ・・・・・・

犬は 誰を責める様でもなく よたよたと 歩きだし 

何処かへ行ってしまった

そんな記憶が いつも 重なる

その度に罪悪感に苛まれる



お願いだから 



そんな 罪を感じさせないで

もう こりごりだよ

小さい 私に あの時

なにが 出来たと言うの?







...




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