ひぽこんコラム

2005年07月26日(火) 橋本病と伊藤病院

 地震に台風と天災続きですねぇ。ロンドンやエジプト、バグダッドにサマ〜ワの爆発なんかを横目で見ていたら、こっちには天罰がやってきていますねぇ。ふ〜。ホント、人は誰も明日をも知れません。きのう江戸文化の研究でも知られる漫画家の杉浦日向子さんが亡くなってしまい、彼女が書いた江戸時代に戻って江戸の町を旅する…みたいな本が大好きだっただけにショックを受けました。でもショックの後に思ったのは「結局みんな〜〜〜絶対に死ぬ。行き先は死。それはもう決まっているのだ」ということを強く強く感じて、なんだかキリキリピリピリして体調精神グルグルになっていた自分に「あれっ?」と思っちゃいました。「結局最後はみんな同じじゃん」とか思ったら、もう少し気楽でもいいのでは?と思ったのです。
 でもそう気がつく前にきのうは朝からまた病院に突っ走っておりました(爆)。朝、もう8時過ぎに家をタッタッタッと出ちゃって、その足取りの確かなこと!とても病人とは思えず!(笑)とても前の晩2時間しか寝てないとは思えない人の足取りでした。私ってば病院に行く時は本当に元気だ!とすごい矛盾を知ったのでした。もう何100回目かの自覚なのですが…。
 で。きのう行ったのは原宿の伊藤病院。そう、甲状腺の専門病院としてドカ〜〜ンと通り沿いにそびえ建っている病院です。そこはもう甲状腺しか診ませんっ!と態度が明確でして、ほかの病気ではたとえ病院の前で倒れても知らん顔されそうな勢いです(笑…いや、かなりマジ)。でもって甲状腺の2大病気「バセドー病」と「橋本病」の診断をしまくるのですが、和田も1年半前に「橋本病。ただし今は治療の必要ナシ」とか言われました。「そ、それってどういうこと?」と聞いてもよくわからず、後から思ったのは「まぁ、そういう体質?」くらいな状態なのだと思っておりました。さらにまた主治医に聞いたら「橋本病、ただし治療の必要なしってのは、病気じゃありませんから」とキッパリ言われました…。ちなみに橋本病は、バセドー病の逆で甲状腺の機能が低下します。鬱〜〜と思ったら橋本病だった、ということもよくあります。
 しかし伊藤病院。原宿の一等地にドでかいビル建てているだけありますわ。「病人じゃない」橋本病患者にも「半年に1度くらいは検診にこい!」と言います。知ってますか?甲状腺の検査費用ってものすごく高いんです!ただの血液検査なのに普通の倍はするんです。で、それを「半年に1度しろ」と言うんです。そうなんです。分りますよね?患者はある意味「カモ」なんです(爆)。橋本病〜〜〜という何やらワケの分らない怖い病名を与えられ、怯え、患者は検査に通うわけですわぁ。
 そんなわけで。病院はいつもどんなときも大繁盛!昨日もすごい人でした。いや、もちろん和田のような「病気じゃない」人だけじゃなく、本当に病気の人もたくさんいます。でも大半はおそらく……。和田はカモになりたくない!と1年半くらいバッくれていたのですが、ここんところマジ具合悪いのでちょっと気になって行ってみた次第でした。
 でもって昨日の医者はそんな病院にあって、かなり正直者の人でした。「あのねぇ。橋本病の人が数十人集まって、実際にホルモンのバランスが狂ってしまう人は1人くらいなんだよねぇ。あなたの症状もたぶん違うよねぇ。でもとりあえず血液検査はしようか〜。でも違うと思うよ〜。じゃ、1年後に!」とか言ってました。なんかもぉ心苦しそうないい人でした。ちなみにその医者、ハゲさんでした(笑)。
 それにしてもバセドー病にしろ橋本病にしろ、患者の大半以上は女性です。そして日本人にばかり異様に多いのです。和田、これは原爆落とされたせい!!と絶対に思ってます。今度、ハゲちんにでも謝らせるか!プンプンッ。
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