ひぽこんコラム

2016年08月01日(月)

選挙が終わった。疲れた。

 今回は体調悪いから何もしないつもりが、選挙事務所に行って電話かけしたり、チラシをまた撒いたり。。。最後の晩には一人で600枚もチラシを近所の家家に汗みどろになって撒いたりした。

 また頑張ってしまった。。。

 野党は共闘!

 民主主義って何だ、これだ!

 シールズの安保法案反対の抗議行動で叫ばれたこの言葉。これが実現された(はずだった)選挙だった。

 野党は共闘は参院選から始まり、地方では鹿児島の知事が野党は共闘から誕生した。

 東京都だって、そうなれるはずだった。

 候補は突貫工事だっただけど、誰でもいいわけじゃなく、この人を、この人をと選んでいく中で、ずっと推薦されていたけど、ご本人が気持ちを決めるまで時間もかかった鳥越さんに最終的に決まって、最初はそりゃ政策もなくて、あわわ。。。。だったけど、「僕じゃジャーナリストだから人の声を聞く」という言葉通りに、支援者があげた声が本当に政策に1個ずつなっていった。こんな候補者は初めてだった。

 誰かが書いていたけど、

 シールズの抗議行動で叫ばれたコール

 言うこと聞かせる番だオレたちが!

 が、本当に実践されていた。

 私たちが望んだものが形になりつつあった。

 でも大方の都民〜〜〜石原を都知事に選び続けた都民、そして驚いたことに、あのときいっしょにコールしてたはずのリベラルの人たちまでもが「押し付けられた候補はイヤだ」とそっぽを向いてしまい。

 負けた。ぜんぜん、また、負けた。

 民主主義ってなんだ?

 民主主義って難しい。

 みんなが望んでたはずのことやってたはずなのに。

 それは押し付けられたものっていう。

 まるでそれ、憲法について言われるのに似てるかもな。それはおしつけられた憲法だからいらないって。。。

 違うのに。私たちが選んだ、私たちが望んだものなのに。

 どうしてリベラルは一つになれないんだろう?

 「次の選挙がある」って誰かが浮かれて書いていたけど、私にはもうない気がしてる。こんな今みたいに金銭的にも精神的にも追い詰められた状態であと4年、生きる自信はない。

 最近は体調がすごく悪くて、一応病院に行くつもりでいるけど、もしかしてこれのガンかもしれないなぁと漠然と思ってる。思ってるけど、昔みたいにぎゃあああああとならない。それで死ねるなら、それがいいと思う。

 アメリカの大統領選挙はサンダースの演説が素晴らしかった。ああいう政治家が欲しい。

 市民運動と政治の間に何か巨大な穴でもあいてるのか、日本?

 ツイッターにも書いたけど、チラシを家々にポスティングしてるとき、色々な一戸建てに家族の声や気配があり、ああ、私は何をしてるんだ? 何をしてきたんだろう?と絶望的な気持ちになった。50も過ぎてひとりぼっちで、人が外階段歩くだけで家が揺れるようなおんぼろアパートに住んで、お金も仕事もなくて、精神的にずたぼろで、安定剤ばかり飲んでて(結局止められないどころか、増えています)、本当に情けないと思った。

 でも、そう思ったからこそ、このチラシを全部撒ききろうと思った。がんばって1票でも増やそうと思った。もう、後はないからって。

 でも逆転勝利はなかった。

 心はみんなバラバラのまま。

 この選挙で終わるわけじゃないからぁと呑気にツイッターに書いてた人を私は恨む。恨むよ。私には終わりだと思うから。

 そして、いつまでもいつまでも、現状認識ができなくて、小池だろう〜〜なんていってる無恥な人たち、そして何より選挙に行かなかったとか言って笑ってる無責任このうえない人たちのこと、心から恨むよ。恨む。私は恨む。間違ってるとしても、恨む。心底、軽蔑する。

 
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