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2002年04月01日(月)   「うしろむき まえむき」



「後ろ向き」と「前向きは」は
 正反対のようで、実は似ているんだよ。


 僕の後ろ向きは、前向きな後ろ向き。
 いまに不満があるという現状をしっかりと
 見つめて、前を見るということ。
 しっかりといまを見つめるということが「後ろ向き」だといい、
 それがあなたにとって耐えられないことだと言うのなら、
 僕は前を向けなくなるのだ。

 後ろ向きな前向きは、いまを見つめずに
 ただあるいい所、ただある先を頭の中で、心の中で
 空想しているベクトル。


 マーケティングの基本的な一歩は「現状分析・環境分析」である。
 いまを良く見ようと思えば、いくらでも歪曲して分析できる。
 でも、反対に悪くみようと思えば悪く見ることもできる。
 
 いまを悪くみることは、これから良くしていこうという
 目標がしっかりと見出せる一歩となるわけだ。
 そして、「いま」という時間は永遠と連続して続いていくわけだから、
 一見して「いま」は、一向に良くなっていないように見えるけれども、
 一見して「いま」は悪いままのように見えるけれども、後ろ向きが
 続いているように見えるけれども、
 決してそんなことはない。

 けして、そんなことはないのだ。
 

 ほんとうの前向きとは、究極の後ろ向きなのだよ、きみ。
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