ある音楽馬鹿の徒然カキコ♪...みゅう太

 

 

コンタクトレンズ - 2003年10月02日(木)

私の通っていたコンタクトレンズの店
…というか眼科の病院なのだが…
先日、閉院となった。


15年以上通ったな。


眼科なのだが、コンタクトレンズに関しては一家言あり、
コンタクトが輸入された当初から日本におけるパイオニアだったらしい。

普通医者といえば、待合室があって
「誰々さ〜ん」と呼ばれると診察室に入る、というパターンだが
ここは仕切りがなく、だだっ広い会社のオフィスのようなところである。
だから2〜3人いる先生、6人いる看護婦がマンガを読んでいようが、
井戸端会議をしていようが、弁当を食っていようが、
全部丸見え。( ̄∩ ̄#

年を追うごとにその情景はひどくなっていき、
これで良いのか??という疑問も濃くなっていったが
結局閉院となってしまった。
でも最後には帰る患者さんがみんな
「いや〜、長い間本当に有難うございました。寂しいです。」
などと言っていたから、なんだかんだ愛されていたのだろう。
かくいう私だってそうだった。


で、最後の診療(というかコンタクトの定期健診だが)で
これから他の医者に行ったときのために、私のカルテ・データを書いてくれた。
そこでその先生に
「まあ、あなたこのレンズ8年も使ってたの? 普通、このレンズ3年もすればもうダメで変えなきゃならないのよ。 よっぽど丁寧に使ってくれているんですねー。」
と言われた。


ほー、そうなのか。
私の使っているのは酸素透過性のハードレンズ。
じゃ、倍以上も使えてるわけだ。
まだまだ全然使えそうだし。
私はこういう言われ方にとても喜びを感じる。
結構誇らしい気分になったりする。(← 単純)


それに私が使っているレンズ、
シ○ドでもメ△コンでもなく、何だか古くさい名前(なんたら工学研究所製みたいな)
のもの。
この眼科の先生が昔から、新しいものが出るたびに自分で装着したりして試し、
あらゆる角度から検討して患者に勧めているそうだ。
そして、そのレンズは今や普通の医者では全く扱ってなく、(しかもまず知らない)
唯一扱っている、というコンタクトレンズ店を教えてもらった。


これだけ長くレンズがもっているのも、その今や希少(?)な会社製、
ということもあるのだろう。



丁寧な仕事で良いものを作り
丁寧にものを使う。


これが人間の基本のキなんじゃない?
こんなトコで肩をポン、と叩かれた気がする。



私もそういう仕事がしたい。
特にわたしたちが扱っているのは
「音楽」というナマものなのだ。



...




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