ある音楽馬鹿の徒然カキコ♪...みゅう太

 

 

クール&ホット - 2004年06月09日(水)




マイハニーは一見クールに見える女性である。


またシャイである。



時々ポソッと人を切るような事を言い
「おおっ」とビビったりもするが
でも実は,情のそれはそれは篤い人間で
結構甘えんぼだったりもする。



以前、彼女を連れてポリーニのリサイタルを聴きに行き、
マイハニーがポリーニのピアノに
ユニークな感想を語ったことを書いたかと思うが、
それとてそんなに感動して、という感じではなかった。



が。




先日、寝る前に
「ショパンの『雨だれ』が聴きたい。」と言うので


「おし。そうだ。せっかくならポリーニのCDをかけよう」と
(『雨だれ』はショパンの『24の前奏曲』の15番めの曲だ)
かけたところ、

「雨だれ、ってこんなんだっけ…」と結構冷めた一言をポツリ。



この人を興奮させるのは並大抵のことじゃないな、
などと思っていたら、今度は16番めの激しい曲が始まった。


左手がギャロップのリズムで跳ね回り、
右手が上から下から、凄まじい勢いで所せましと駆け抜ける音楽だ。



「ええっ!! なにこれ! これはスゴイ。スゴすぎる!!!
このテンションといい、こんな急な流れの中での音の一粒一粒のバラケ方といい!!」
とマイハニーがいきなり身をのりだした。
異常な興奮ぶりだった。



それから朝まで眠れなかったらしい。
(私は横でグースカ)



翌日私が帰宅すると、
ベッドの上にはポリーニのCDが2〜3枚投げ出してある。


「なに、また聴いたの?」

「うん。スゴイよ! ポリーニ、天才すぎ。
ねえ、ポリーニって結婚してるの?



そこまでかい! そんなにかい!

マイハニー、どこへ行く?






...




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