死んでもいい、と思った日から二週間ちかく経とうとしていて感覚はすこしだけ曖昧になっていく冬になると君のことを思う凍えそうな夜のけんかわがままなクリスマスバイトを休んで迎えにいった朝冬と夏の記憶の色はちがう冬のそれは透明なのにどこかにじんで冷たい空気に包まれたままちょうど一年前自己否定と焦躁と希望から救われた夜あの日の涙の温度が頬にまだ残っている白の三角の赤いマーク