違う名字になった給与明細や投票所入場整理券を見て結婚したんだなと思う。それが公的なものであればあるほどあこがれて書いていた自分の文字と違う重みで独り暮らしのときにさみしくて泣いたりすることはなかったのにきついことがあったときに母親の声を聞いたら気が弛んでホームシックのようになってしまったんだ生まれて育ったところをはなれてしまったんだと思った血の色は赤