K−1 |
今日は前から楽しみにしていたK−1の今年の総決算「K−1ワールドGP」。
予選大会を突破してきた7名の精鋭と推薦枠1名(3度優勝のピーター・アーツ)の計8名で行われるワンナイトトーナメント方式での大会です。優勝するには1日3試合こなさなければならなくスタミナ的に苦しく、また勝っても怪我をしてしまえば上がれない過酷な大会です。
優勝候補筆頭はジェロム・レ・バンナ。1回戦ではレイ・セフォーとの激しい打ち合いの末勝ちあがってきたパワーファイター今大会のダークホースのマーク・ハントと激突。試合はバンナ優勢にすすんでいるように見えたが、2Rにハントのパンチのラッシュがヒットし大方の予想を裏切る衝撃のKO負け。 その他の優勝候補は、4度目の優勝・3年連続優勝を狙う今回絶好調のベテランのアーネスト・ホーストは1回戦を順調に勝ちあがったものの、怪我でリタイヤ。また、同じく4度目の優勝を狙うピーター・アーツは1回戦でこれまた怪我でリタイヤ。
波乱続きのトーナメントの決勝に駒を進めたのは、バンナを倒して勢いづいたマーク・ハントと、初の決勝進出を果たした極真空手王者のフランシスコ・フィリォ。 延長戦までもつれこんだ試合は勢いで勝るマーク・ハントが判定でフィリォを下し初優勝! 初めてヨーロッパ以外からの王者が誕生しました(ハントはニュージーランド)。 さらに僕が気付いたのは、今までの優勝者はトータル的に能力のバランスのとれた選手で、体型も比較的スマートなタイプの選手だったけど、パワーや打たれ強さという一部の能力が前面に出たふっくら体型の選手が初めて優勝しました(僕はハントは優勝できないと思ってました。バンナも同じく無理だと思ってました)。
今回のK−1は、新星マーク・ハントのための大会だったような気がします。 王者マーク・ハントの今後の動向が楽しみです。12・31に「猪木祭り」の異種格闘技戦に出て来てくれたら面白いのにな〜。(バンナは今回の惨敗で残念ながら出場しないでしょう・・・)
最後に、準決勝でフィリォに負けた23歳の「アレクセイ・イグナショフ」は近い将来もの凄く強くなるような気がします。恵まれた体型に破壊力抜群のヒザ。フィリォ戦は相手の試合巧者ぶりに屈しましたが、これが勉強になったと思います。 みなさんイグナショフという選手を覚えておいて下さい。
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2001年12月08日(土)
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