縁側日記  林帯刀





2005年07月03日(日)  一人称。


ながい梅雨のあいだは
空気に水がおおいので
紙魚は引越しをするのです
街角の古本屋や
蔵の巻物を
くるくると見て
もぐりこむ
そこで眠る
おなかがすいたら文字を食べる
ひらがなは甘い
カタカナは辛い
漢字はにがい
ときどき文字のあいだを泳いで
あとがきの手前にころがってみる
次の引越しは
真夏の夕立か
秋の長雨


*


自分のことを「私」と言うのに飽きた。
飽きたというか、疲れてきた。
2年前ぐらいから、書くものとか、
ここでもなるべく使うようにしてたんだけど、
無理してたのに気がついた。
「俺」でも「僕」でも変わんないやんね。
ここ以外の書きものはどうなるか分からないけど。


*


倒錯気味。
惚れたはれたがなんだっつの。
ある作品の二人の関係にあこがれる。
疑問がでてきた。
調べてみよう。


*


なまぬるい闇だ




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