日記。

2004年07月27日(火) 老化妄想。

あたしはいつも、取り囲む世界の全てと戦っている。

ひとがこわい。
社会がこわい。
そして、時間がこわい。

美人でもなければ、可愛くも無い顔。
唯一の取り柄であった若さも、失われ始めている。
偏頭痛の副産物か、早くからあった若白髪。
随分その数も増えて、切っても切ってもなくならない。
あっというまに、白髪のおばあちゃんになってしまいそう。
見た目は、確実に歳を取っていく。
体力の無いあたしは、きっと、ひとよりもはやい。

ほら、今日も一日が終る。
なにをしたのか思い出せない、そんな無意味な一日が。
なにもできないまま、また一日、確実に歳を取っていく。

おとなになったら、健康になる。
おとなになったら、綺麗になる。
おとなになったら、お母さんみたいになれる。

そんな魔法に、まだ縋っているの。
この夢をなくしたら、どうやって生きればいい?

あたしは、あたしの人生を、満足に生きることができない。


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成瀬ルナ [MAIL] [HOMEPAGE]