日々日記
いちらんふるいあたらしい


2007年07月11日(水) 他者へのまなざし

こないだバスを待ってたら、
正門前の交差点に急患を搬送中の救急車が走ってきた。

アナウンスをしながら走ってきたので、
車は一応みんな止まって救急車が通りすぎるのを待ってた。

んが、そこで一人の学生が何を思ったか「えいっ」って感じで
救急車の手前の横断歩道を横切ったのだ。

救急車はその学生の姿を確認し、もちろん減速した。

渡っているときの学生の、ちょっとはにかんだような表情と
飛ぶような走り方が今も思い出される。

おいおい、それ違うから。
いまそういう時じゃないから。


常々、他者に対する眼差しというか、配慮というものを
皆が今よりもうすこし豊かにするにはどうしたらいいのかなー、
と思ってるんだけど。

もちろんあまりにも目に余るときは、
「静かにしてください」とか、「通してください」とか、
「机に足を乗せないで」とかって
直接お願いするけど、それは根本的な解決にはならないだろうし。


他者に配慮する余裕がないのか、
他者に興味がないのか、なんなんだろうな。

情けはひとの為ならず、なのにね。


inu-chan