日々日記
いちらん…ふるい…あたらしい
上野千鶴子さんと信田さよ子さんが一緒にしゃべるという講演会があったので出向く。
聞きながら、いろんなことを思い出す。 思い出すにつれてなんか腹が立ってきたり。
「大学行かせてやるから、卒業したら公務員になって公務員と結婚しろ」との祖父の期待?を ことごとく裏切った就農時代とか。
なんかよくわかんないうちに、父親の人生を補完する道具になってたこととか。
自分の人生を自分で充実させることに専念しようよ父ちゃん。 あんだけ好きなことやってるのにまだ足りないなんてすごいね父ちゃん。
それでも自分だけが家族の中で最大の犠牲となって生きてる(そのおかげでお前たちは 好きなことができてるんだから還元しろ、とは父お得意の暗黙のメッセージ)と、 信じて疑わないんだもんね。
そもそも、父ちゃんと私ら子供とでは、引き受けるものの次元が違うじゃないか。
ああもうわけわかんね。
何が父をそんなにしたかと言えばそれは祖父母であり、 祖母をあんなにしたのは名誉村長まで務めたという曾祖父であり、 祖父をあんなにしたのは…、うーん、生い立ちか。
わー。連鎖してるなぁ。
この3代に続く負の連鎖を押し付けられてしんどかったわけだけど、 それは実家と距離を置くことで一応「解決」済みである。ふぅ。
わたしが此の度の上京でますます知恵をつけたものだから、 これ、きっと一緒に暮らしたら更なる地獄を見る。
世の中や父親が要求してくるのは、今の私には達成するのが非常に難しいことで、 やりたくなかったらやらないでもきっといいのだろうけど、 それをしないと不名誉な扱いを受けたり、不利益を被るんだよな。
なんでだ?やでやで。
やっぱり自分は今ここに生きることに、 非常な生きづらさを感じてるということを再認識した。
質疑応答で最後にしゃべった女性の切実な発言が心に残る。 あの叫びの後ろに高くそびえるものが見える。
わたしを虐げた祖父母にも、そして父にも理解できない「この、わたしの痛み」を、 ここにいる人たちとは共有できるんだな〜と思ったら、なんか泣けた。
そういう気持ちを分かってもらえることはすごく嬉しい。 でも、そういう気持ちを「分かる人」がこんなにたくさんいるってことに泣けた。
生きづらいけど、今いい機会だから勉強しよう。 とりあえず明日からもがんばろー。
inu-chan
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