深海図鑑

2001年06月21日(木) さそり

どこか、図書館のようなところ。
それぞれの机では、いろいろな人(スーツを着た男の人が多かったように思う)が向かい合って座って、お弁当のようなものを食べている。
私も、同じようにお弁当を食べていて、向い側には女の人。
夢の中では知っている人のような(見たことのある人のような)気がしていたけれど、起きた時は忘れてしまっていた。
彼女は、麻薬中毒者と同じ感覚で、さそりの毒の中毒者で、お弁当を食べながら、絶えず左手のところにさそりを刺して、毒を体の中に入れている。
さそりは、エビフライくらいの大きさで、上半身が赤で、下半身が黒。
黒いところが全部毒なのだ。
さそりは、平たいお皿に山盛りのっていて、彼女はそれをつぎつぎ刺していく。

私は気持ち悪いので、あまり向側を見ないようにしてお弁当を食べていた。

でも彼女は「あなたもやって見なさいよ」と無理矢理さそりを私の腕に刺そうとした。
私はやめてと思ったけれど、抵抗出来ずに刺されそうになる。
腕に刺さるか刺さらないかの瞬間、ちらっと見えたさそりは、小さいコウモリに変わっていた。
でも、それでも私は気持ちが悪くて目をそらす。


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