知らない男の人と、ベッドの中にいた。 でも、セックスをするのではなくて、ただ、ぎゅっとされたり手を繋いだりした。 でも、私は眠かったから、ほっといてほしくて、でも、男の人はそれをやめないから、私は怒って、「もう帰る」と言って、着替えを持って部屋を出た。 そこは、どこか、ホテルのようなログハウスで、同じような建物が密集してたっていて、お風呂とキッチンは共同だった。でも、とても綺麗なところなので、使いやすかった。
着替えたり、顔を洗う間、男の人が追いかけてきたらと考えて、すごく怖かった。 とにかく早く、ここを抜け出さないとと思って、あわてて駐車場に向かう。 でも、あんまりにも夜の色が濃くて、どこに車があるか見えない。 鍵についている懐中電灯を振り回して車を探していると、スーツを着たおじさんに、思いっきり懐中電灯を向けてしまって、「なにやってんだよ、まぶしいよ」と怒られて、でも、その人の後ろの方に、自分の車を見つけたので、「すみません」と謝って、あわてて車に乗って、エンジンをかけた。 車は、青いルノー。
|