ニムの花
ニムのひとりごと*ニムの落し物*ニムの恋

2003年12月15日(月) 東京

*内田氏に捧ぐ



朝起きて
見える空は淀み
鈍る感覚は
酸素を薄くする

何が欲しいのか
考えている間に
人の波が流れ
いつの間にか
夜が迎えに来る

見知らぬ顔が
知った顔をして
横を通り過ぎる

寂しいの?
どこに存在(いれ)ばいいか
わからないから
教えて欲しい
この眩し過ぎるくらいの街に
答えがあるのか


夢を見て
募る思いは果てなく
昨日の電話が
胸を締め付ける

わかるんだ
君の思い出が
今の僕を軽蔑しているようで
何もかもが嫌になって
この街を飛び出した

走る
走る
あの頃に向かって

走る
走る
頭が真っ白になって

走る
走る
君に会える日まで



ひこうき雲が
この街を見下ろしている
明日が僕を待っている
















   観察記録  


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