流れる
流れる
水が
地を這う

流れる
流れる
涙が
頬を伝う

時に人は
何事にも
悲しくなってしまう事がある
そんな時
わたしは
何かを求めるのを
抑えるのだ



明日が
晴れであっても
雨であっても
わたしは
何事からも
逃げることさえ
できなくなってしまう
きっと心が弱っているから



何かを求めてしまうのは
いけないことなのだろうか？
雨を乞う木々があるように
日差しを求める人間がいる
彼らは見えない欲望に
従順に従い
己を満たす



雨　雨　雨
きっとそれは
わたしへのご褒美
流れ落ちる
透明の雫と化して
わたしは流れる
地に染み込み
何かを生む


そして
わたしは生きる

己が何かを
問いかけながら













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