ニムの花
ニムのひとりごと*ニムの落し物*ニムの恋

2004年06月03日(木) 夜風 吹いたら 月に泣く



「小学生が同級生を殺す」

どうにも理解できないよ。
だって人を殺そうなんて思ったことはないもの。
死んで欲しいとは思ったことあるけど、
それも本気ではないのだから。

殺したい→殺す
こんな簡単なものなのかな?
人って簡単に死ぬよ。
でもさ、殺すって行為に至るまでは
きっと簡単ではない。
あたしにとっては。
理解したいとも思わない。
でもその行為に至るまでの
感情は理解できるのかもしれない。
けど「殺す」という行為を理解できても
完全に理解なんて出来ないよ。
だって殺す行為をした人にしか
それはわからないものだから。
心理学やら、社会学やら、
本人じゃないのにわかったようなこと言って
わからないくせに。
でも殺人っていつどこで起きても変じゃないものだから
いつどこで殺すか、殺されるかなんてわかんないよ。
あたしだって人を殺すかもしれない
友達に殺されるかもしれない。
けれどそんなことに囚われて生きていくことなんて
あまりにも虚しい。
それにも勝る友情や愛情を信じているから。
あたしには殺せないよ。
大切な友達を、家族を、愛する人を。

戦争をしている国では生きるか死ぬかで
毎日が脅かされていると思うと
こんな生活でも数倍幸せだとは思う。
けれど死はいつか訪れるものなんだよ。
だけど、自分の一生を他人の手によって
終わらせられるなんてどんなに悔しいか。
悲しいか、痛いか、それだけはあの少女にわかって欲しい。
失った命が戻らないことを
残された家族の悲しみを
自分のしたことの罪深さを
そして友達に殺されるという最期を迎えたあの子の気持ちを。

あの少女を守ろうとするものに疑問を抱き
彼女があのようになった家族の背景に疑問を抱き
これからの未来に疑問を抱く。
あたしには何かできるのだろうか?


収拾がつかなくなってきたので
今日はここら辺でやめときます。














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