刺すような冷たさが全身を縛る君の笑顔がその寒さを和らげわたしを夢の世界へ連れて行ってくれる泣きたくなるような寂しさは君の去った後、数倍にも膨らむわたしを刹那に導く君の手のひらわたしの歌声を聞いて何かを発しているけれど君には届かない君の優しさを浴びて何かを求めているのかわたしにはわからないこの悴んだ指先にこの歪んだ背骨に骨まで凍るような冬に君の大きな手のひらを+