| 2002年07月29日(月) |
いらない子と言われた子どもは・・・ |
彼は休日出勤に変更。やっぱりなんだか変な気分だそうです。 あと3日すれば、私は休みを取って遊びにいけます。 早く休みになって欲しい〜♪と願わずにはいられません。仕事面倒臭いし。
こっから先は恋愛話とはあんまり関係ないので、 すっ飛ばしてくださって結構です。
――――――――――――――――――――――――――― 私はどちらかというと父が好きではない。うまくいってないと思う。 一緒に住んでるから余計にその嫌さかげんが目立つのだけど、 どうして嫌いになっちゃったのかはよくわからない。 どうしてだかわからないので、よくその理由を考える。
子どもの頃、父という存在をそこまで感じていなかった。 夜遅くまで仕事をしており、ほとんど顔を合わすことはなかったから。 母に「おやすみなさい」と言って寝るとき「父さんにも言っといてね」 と言って寝るのはいつものことで、遠い遠い存在。 父がどんなだったかとかあんまり印象に残っていない。
両親は今はまあ、そこそこ普通に暮らしているけれど、 私が子どもの頃は貧乏だったからなのか、理由はよくわからないけど、 ケンカばかりしていた。覚えていることと言ったら、 枕もとで家を出るの出ないのの大喧嘩をしてること。 子どもの頃はそれが怖かった。
そしていつの頃からか母に何度も何度もこう言われるようになった。 「お前を妊娠したとき、だれもいらないって言ったのよ、 お父さんもそう言ってたんだから」と、 いまにして思えばまあ貧乏だったんだろうし、それくらいの思いして 産んだんだから感謝してよっていう意味だったんだろうけど、 刷り込みのように何度も何度も言われて、母に感謝することもなかった。
「あ〜いらない子なんだ」って思ったくらい。 その時ウワ〜ンと泣いたわけではないのだけど。
そして追い討ちをかけるように言われたことがある。 母は私を妊娠する前、一度流産していて、その後私を妊娠したらしいんだけど、 「その子(流産した子)が生まれてたらあなたは産まれてなかったのよ」と。
母は強烈な個性の持ち主で(悪く言えば超わがまま、自分勝手) これらの言葉を傷つけようと思って言ってるのではないことは 今となってはわからないでもないのだけど、 自分の生きている意味はどこにあるのか?それがわからなくて、 自分の存在はひどく希薄だったようなきがする。
家族って親はみんな平等に愛を分け与えているように見えるけど、 実は子供でも気に入った子、気に入らない子がいるわけで、 母は兄が一番のお気に入りで自慢の子。 (いいところは何でも自分に似てるって言う) 父は姉が気が合うから一番のお気に入り。 (嫁に行った今でも電話毎日に近いくらいかけてる)
そんな図がわが家で出来上がってしまって、 残された私は愛を生存させるために必死だった気がする。
自分だけを一番に愛してくれる人。そんな人がズ〜ッと欲しくて欲しくて いつも寂しかった。
「いらない子」って言われてたことは彼にはチラッと話したけれど、 全部は話していない。友達にもこんなことは言ってない。 いつか全部話せる日は来るのかな?
世の中のお父さん、お母さん、自分の子供を「いらない子」だなんて 決して言わないでください。その子の気持ちをよ〜く考えてあげてください。
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