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| 2003年10月23日(木) ■ |
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| sailing day |
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「ねえ、僕は迷子になった気がする。 心が空っぽで痛むんだ。 なぜかは解らない」
今、予備校で使っているテキストの、一番最後のページに書いてある英語の詩の一節。 なんだかこの部分がすっかり気に入ってしまって、時々このページを見返したりしています。
気に入ったといえば、最近読んだ中原中也の『帰郷』という詩もなんだか気に入ってしまった。 著作権も切れたようだし、さくっと引用させていただきます。
『帰郷』 中原 中也
柱も庭も乾いてゐる 今日は好い天気だ 縁の下では蜘蛛の巣が 心細さうに揺れてゐる
山では枯木も息を吐く あゝ今日は好い天気だ 路傍の草影が あどけない愁みをする
これが私の故里だ さやかに風も吹いてゐる 心置なく泣かれよと 年増婦の低い声もする あゝ おまへはなにをして来たのだと…… 吹き来る風が私に云ふ
という詩。 いいじゃないですか。しぶいじゃないですか。 最後の2行がとくに気に入りました。 歯切れもいいし、これが詩ってもんだよなあと感心してしまいました。
こんな詩を読んでいると、自分探しの旅というものの意味について少し考えてしまいます。 実際、本当の自分というのはどこか別の場所にいて、ここにいるのは本当の自分の抜け殻なんじゃないかという気がします。 あるべき自分を見つけるってことは、魂の旅なのかなと思います。
うーん。やっぱり本州に行こうかな。 このままここにいても良いんだけど、大学4年ぐらい旅に出てみたい気もする。 迷子になるかもしれないけれど。 自分探しの旅か。ふーむ。
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