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熱血青春日記(癒し系)
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2004年01月27日(火)
ねこの大学

京都から帰ってきました〜。
ちょっと時間が空きましたが、書いておきます。


日曜日の12時、新千歳空港から伊丹行きの飛行機に乗り、大阪に到着。
そこから都市間バスで京都駅までと、特に何の問題もなくトントンとたどり着けました。
もう、京都びびりました。
とりあえず雪が無いのにびびりました。
それから、やたら大声で独り言を言う人が多いのにも驚きました。
ホテルのチェックインまで少々時間があったので、京都の交通機関を把握しておこうと思って駅の地下街を歩いていたんですよ。
ポルタ、というところなんですが、札幌で言うアピアですな。
そこでおじいちゃんが一人、向こうから歩いてきて、あっちに行ったりこっちに行ったりしてるんですよ。
何してるんだろうなと思ったら、
「あかん、ここどこやろ! わし迷ったわ!!」
と、本人の口から答えが。
一人ごとにしちゃ大きな声だったけど、おれに言ったわけじゃないよなぁ……(笑)
地元民だったら助けてあげられたものを、ちょっと残念でした。

交通機関を調べると、大学へ行くには地下鉄を使うらしい。
そろそろチェックインの時間なので、一旦切り上げてホテルに到着。
予約したゆうですが、と言うとフロントのおっちゃん(失礼)が
「受験生さんですか」
と言う。そう、予約の時に『受験生プラン』という宿泊プランで申し込んであったのです。
そうです、と言うと丁寧に地図をくれて、大学への行き方はわかりまっか、と訊いてくれました。
さっき調べた道順を言うと、そこまでわかってんねやったら大丈夫や、と親指を立ててました。
なんだかとてもおもしろい人でした(笑)

4Fにある部屋に着くと、とりあえず荷物を降ろして、すぐに大学へ下見に。
かなり解りやすかったので、これならば当日迷う心配はなさそうでした。
あとは勉強するだけ、とホテルに戻る。

持ってきてあった過去問題を解いて見ると、合格ラインは軽く超えているカンジ。
結構いい手ごたえでした。
よし、後はリラックスしていくだけだな、と思い、そろそろ18時も廻っていたのでホテルのレストランも開く頃、込まないうちに、早めに食事を済ませようと思ってロビーへ降りました。

しかし、考えることはみんな一緒みたいで、レストランは既に満席( ̄∇ ̄;)
外で食べようかなあとも思ったけど、なんだか面倒くさかったので、もう少し時間をおいてからもう一度来ることに。
自分の部屋に戻ろうと思ってエレベータに乗ると、興味深いポスターを発見しました。

7F自販機コーナーにてお夜食販売中!
メニュー
おでん
牛丼
カレー


おお、これはちょっと興味深い。
7Fのボタンを押して行ってみることにしました。

7Fの自販機コーナーには、確かに弁当が売っていました。
その名も『夜食王』。
何と言うか、どこからどう見ても胡散臭さ全開の弁当です。
父さん。ネタのにおいがします(´Д`;)


と言うわけで、買ってしまった。
今日の夕飯は『夜食王』。メニュウは牛丼。まだ18時だけど夜食王。
19時までまた勉強をして、19時になると鉄腕ダッシュを見ながら弁当を開けてみました。
なんだかレトルト食品のようですが、説明が書いてある。
何々……。ご飯を容器に空け、パウチをふたの上に乗せてからヒモを引っ張ってください……?
よく見ると、確かに弁当箱の横からヒモが出ています。
うりゃ、と引っ張ってみましたが、特に変化なし。
もっと引っ張るのかな、と思っていたら、なんと箱から物凄い勢いで蒸気が噴出!(´Д`;)
8分待つと蒸気が収まり、レトルトが加熱調理されるという仕組みです。
レトルトのご飯にレトルトの牛肉。
なんだか健康に悪そうです。一体僕はなんでこんなものを買ったんだろう。

食べてみましたが、なんて言うか、とりあえず牛丼じゃありませんでした。
すき焼き丼でした(´Д`;)
味は『これでもかああああぁぁぁ!!!!?』って位にレトルト食品の味でした。
平たく言うととってもマズかったです。あえてマズくしたとしか考えられないくらいマズかったです。
結局僕の人生はそんなもんでした。


しかし、一人旅、一人でホテルっていうのは想像以上に寂しいです。
こんなときって携帯電話はまるで聖母マリアのようです。
たくさんの友達から『明日がんばれよカス!』とか『どうせムリだからがんばれバカ!』とか『くいのないように死んで来い!』とか『寂しいからってテレビのPAYボタン押すなよ!』とか『二度と帰ってくるな!』とか『トマトは好きか?』とか、励ましメールをたくさんありがとうこんちくしょう。
ていうか、トマトは好きかってなんなんですかS呂さん(´Д`;)

唯一まともなメールをくれたのがKさんで、
「寂しかったら電話していいよ(笑」
と言うので、初めてのお使いですか。そうですか。
と思いつつもやっぱり電話しました。他にやることがなかったので(´Д`;)
なんだかしばらく、世間話で盛り上がりました。

ちなみに、夏海氏にもメールを送ってみました。
ぐっすりお休み中で帰ってきませんでした(駄)
次の朝に帰ってきましたけどね。おみやげ買ってきましたよ。



で、翌日です。
朝食こそはまともに食べようと思い、レストランが開く7時ころにロビーへ。
エレベータを待っていると、すでにおばちゃんが二人乗っており、自分を見て
「おはよう」と言ってきました。「おはようございます〜」と言って乗ると、
「なー、お兄ちゃん、エアコンの音気にならへんかった?」
と尋ねてきます。
確かにうるさいかもしれないけれど、自分は基本的にうるさかろうが、明るかろうが寝る人なので、いえ、得にと答えました。
するとおばちゃんは二人して
「ほら、あんた、兄ちゃん若いからな〜」
「せや、若いから気にならへんねん。おばちゃんなんて年やからエアコンうるさくて寝られへんかったわ〜〜」
それは恐らく、エアコンよりもおしゃべりが原因では、と思ったけれども口には出しませんでした。


さて、朝食の後、しばらく時間が余ったのでテレビをつけました。
丁度受験特集をやっていて、キットカットを持っていくといいとか、色々言ってました。
占いでは、ふたご座A型の男の子は運気が上昇。自分のことです。
ふふふ。こりゃいけるかな、と思いました。
前日の下見のおかげで受験会場に1時間も前に到着。
最初は英語だったので、予備校で使っていたテキストを開いて精神統一。
昨日解いた問題では合格ラインなんだから大丈夫……
と自分に言い聞かせていました。
いざ、試験が始まります。
うっかり腕時計を忘れてきたのですが、なんと大学の先生が、黒板にでっかく時計の絵を描き、それを5分後とに針を書き換えて時間を表示すると言うおもしろい方法をとってくれて助かりました。

さて、あとは問題を解くのみ!!!
意気込んで問題冊子を開きました。



…………あれ?

し、

出題形式が違いますが?(滝汗)


和訳問題なんて去年出てなかったですよね。
しかも、一番得意だった内容一致の問題が全部削除されてますよね(-_-;)
一番嫌いな整除英作文が追加されてますよね( ゚д゚)ポカーン





しまったあぁぁーーーーーー!!!
そう来るとは思わなかった!!!!(泣)


なんと昨日といた過去問が水の泡。
自信ががらがらと崩れ去っていく音がしました。
もちろん、全く解りませんでした(´Д`;)
和訳問題で『recall』の訳を『電話をかけなおす』だと思っていたら実は『思い出す』のほうで使われていって、ありえない訳になりました(´Д`;)

と言うわけで、一時間目の英語は見事に撃沈。

次の時限は選択科目。
自分は受験しないので、この時限はフリーです。
大学の雰囲気を知ろうと思って、大学の学食へお邪魔しました。
食券を買おうと思っていたのに、なんだか販売機がどこにも見当たらない。
どうするんだべと思い、ちょうど後ろから大学生らしき人が入ってきたので、その人の後ろをぴったりマークして、どういうシステムか確認することに。
その人は厨房のおばちゃんに「チャーハンちょうだい」と直接言い、でてきた料理をレジに持っていって清算してました。
なーるほど。レジを通らないと食べる場所に行けないようになっているから、そこでお金を払えばいいんだ。
自分もその人にならってカツカレーを注文しました。

出てきた料理を持ってレジに並ぶと、自分の前にいた人も受験生らしいのです。
レジのおばさんが「あんた受験生?」とその人に訊くのでその人は「はい」と答えてました。
するとおばさんは、受験の日におばちゃんと喋ると合格するんや、と言ってました。
おお、そうなのか。
と思いつつ、自分のレジの番がきました。
「はい、290円ね。どーも」
は、話し掛けられなかった(´Д`;)


窓際の席に座り、カツカレーを食べているとどこかで
「にゃー」
という声がする。
この食堂は壁一面が窓で、それを開くとどこからでも外に出ることが出来ます。
外に出ると、なんとテラス席があるのです。
さすがに今は誰もいませんでしたが、よく見るとテラス席のテーブルの上に、ねこが三匹仲良く並んでいます。
どうやら大学で飼っている、というか住み着いている猫らしく、学生さんはガラスをあけて外に出ると、その猫と遊んでました。
油断すると、向こうのほうに鶏も我が物顔で校舎を歩いていたりします。
自分は見ませんでしたが、奥のほうには鹿もいるそうです。
動物好きの自分としては、それだけで大学への好感度が急上昇でした。
うちの学校にはハトしかいないので。
そう言えば、大学の校舎の隣に、恐らく学生が作ったのであろう猫の家がありました。
のぞいて見ると、でぶ猫が一匹お昼寝中でありました。


この大学、建物は近代的でかなりお洒落なカンジ。
さすが芸術系の大学だなあという感じです。
でも、クラブハウスには落書きがしてあったり、校舎内にはいたるところにフライヤがベタベタとはっつけてあるんですよ。
それがこの近代的な校舎とミスマッチしてて、雑多なカンジがします。
大学の先生は一向に気にしていないのを見ると、学生の運動が盛んなのだなあというカンジがしました。
学生主体の大学なんでしょう。むむ、入りたいぞ。


さて、ようやく3時限目、国語の試験です。
さきほどの英語は失敗したので、これは何がなんでも取らなければ。
過去問によると、現代文は大問が2つ。
難易度的にはさほど高くない印象。
でも、出題形式が変わっているので侮れません。

ずいぶん緊張して、試験開始の合図。
ばっと問題を開いて、とりあえず全ての問題をチェックしました。


…………よ、よし!! 難易度は少し上がってるけど、形式は変わってないぞ!!
これならいける!

……と、にやりと笑ったのも束の間でした。

解答用紙をよ〜〜〜〜〜〜〜く見てみると、大問3、という枠がありました。
あわてて問題用紙を確認しました。
文章が三問ありました。



ふ、

増 え て る 〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!Σ(´□`lll)


しかも、各問ごとの問題数は変わっていないので、単純に分量が増えただけ。
これはマズイ。時間内に終われるか?(´Д`;)

ものすごい焦って解きました。
全然わからないってほどでもないけど、よく見直ししてないのでもしかしたらメタメタな可能性も……。



打ちひしがれて大学を後にしました。
地下鉄駅から京都駅に戻ります。
しかし、ここからが時間の勝負でした。
京都駅から、関西空港まで向かうにはJR特急はるかで行きます。
切符売り場で予約を取ると、なんと発車5分前(´Д`;)
いそいで切符を買って、ダッシュで駅に向かいました。
なんとか発車前にたどり着いたので、クラスにお土産を買わねばと思い、売店で八つ橋を購入。
それから電車に乗ったんですが、空港に着くのは、飛行機が出る40分前。
20分前には搭乗していなければなりませんから、ダッシュで航空券を買いに走ります。
しかし、関空のチケット売り場にいたお姉さんが強敵でした。
なんだかポケーーっとしてるなと思いつつ、これ、予約してあった便なんですが、受験生割り引きでお願いします、と大学の願書をつきだして言うと
「はい、ちょっと待っててくださいね」
と言い、パソコンに何か打ち込み始めました。
しかし、すぐに手を止めて、何事か悩んでいるのです。
受験生割引の仕方がわからないのかなと思っていると
「あの、3センチ×3センチの写真と身分証明書はありますか」
と訊いてきました。
「いや、身分証明はあるけど、写真はない」
と言いますと、お姉さんは
「うーん、もしよろしければぁ、スカイメイト割引が使えます。
これ使っていただくと、受験生割引よりもお得ですから、オススメですぅ。
今すぐ手続きいたしますぅ?」
などと言う。
いや、今回はいいから、と言うと
「そうですよねぇ。入会金に1000円と、お写真撮るのにもお金かかりますから〜。あの、今度機会があったらぜひ」
あああ、はいはい、わかりましたから早くチケットを。
飛行機出てしまいますお姉さん(-_-;)
「はい、今度」
というと、やっと手続きが再開されたのですが、またふと手を止めて
「あれ、もしかして受験生さんですかぁ?」
そりゃ、受験生割引使ってるんだから。
「わ〜。お疲れさまですぅ。試験どうでしたぁ?」
い、いいからはよチケット出さんかあああああああ!!!
飛行機出るっちゅううねええええええん!!!
と、ものすごくツッコみたいのを押さえて、まあ、ぼちぼちと答えました。
そんなこんなで、なんとチケットが出たのがギリギリ20分前。
スピード違反で捕まりそうな勢いで、金属探知機を通り抜け、改札にチケットを通して、なんとか無事に乗り込むことができました(´Д`;)

こうして、波乱万丈の旅は終わったのです。