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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2004年11月21日(日)
マンダム。

久しぶりに予定のない日曜日。
家に居たってどうしようもない、というか大掃除のためどっか行け、と言われたのが昨日のこと。
誰か構ってくれねえかなと思ったのですが、いつも遊ぶS呂は最近バイトを始めて今日はいないし、浪人軍団もそろそろ受験間近で毎週模試だし、社会人軍団は揃って休日出勤というありえなさ。
彼女さんは空いてるかなあと遊びに誘ってみました。
珍しく向こうもヒマだったらしく、すぐにOKの返事。
じゃあ明日までに行き先を考えておくよ、と言って電話を切りました。

ところが、いざどっか行こうと思っても特に思いつかない。
映画もあまり観たいのはないし、自分が行きたいところはといえば温泉に行きたいんだが、そりゃ彼女と行く意味がわからんな、と思い却下。
結局何も考えないまま当日彼女さんを迎えに行き、そのまま金曜日の泊まりの話や大学の話などをしながら適当に車を走らせました。
とりあえず前の車についていけ、的なノリで走っていきます。

ところで、毎日会いはするけれど、二人で出かけるのは久しぶりなのです。
そういえばデートというものを滅多にしないカップルだな。半年以上付き合って5回しかデートしてないから、月一回ペース。いや、順当か? とにかくデートは久しぶりだねえ、などと話しながら走っていくと、目の前に制限速度80という標識がある。
制限80て。なんですかそれはと思っていると
「……ところで、ここ高速道路なんだけど、どこに連れて行くつもり?」
と彼女さんが訊きました。
えっ、ここ高速なんですか(駄)
ホントに前の車にくっついてきただけという運転計画。
とりあえず乗っちまったもんはしょうがないのでスピード出して走りました。
目の前の行き先表示に『小樽』の文字があったので
「よし、小樽だな」
と独り言を言うと
「小樽だなって、あなた行き先決めてなかったの?」
「なし!!」
「威張るな!」

そんなわけで目的地は小樽に決まりました。
小樽といえば海。
海といえばマンダム。
誰が何と言おうと海=マンダムなのです。
だから
「今日のデートはねぇ、小樽港に行ってさ、船の縄かける出っ張りみたいなのあるじゃん。あそこに足のっけて、アゴに手を添えて『う〜んマンダム』って言うデートね」
というデートに決定しました。マンダムデート。
「それだけのために小樽に行くの?」
「ミステリーツアーですから」
「……いろんな意味でミステリーね」


というわけで小樽港。
隅っこの目立たないところに車を停めて、防波堤へ行きました。
目的の出っ張りを発見し、さっそく二人で足を乗せて
「う〜んマンダム」
と言いました。
嫌々言いながらも結局やるところが僕の恋人です。
防波堤に腰かけて海を眺めていると、彼女が
「なんかここ海に落ちちゃいそう」
と言ったので
「はやまるな!」
と言いながら背中を押しました。
落ちる寸前でえらい慌ててました(駄)



で、マンダムしたことだし、小樽に来た目的が達成されたのであとは自由行動。
適当に運河通りを散策していたのですが、それぞれに興味の対象が違う。
自分は水に興味があって、運河をじーっと眺めており、彼女さんは蒸気時計やらオルゴール堂やらに興味を惹かれている。
さっきのお返しと言わんばかりに
「ゆう君落ちちゃうよ!」
と言いながら運河に突き落とそうとしてくるヤツと闘った後でオルゴール堂を廻りました。
ブリキで作られたえらいほっそい人間を彼女は気に入っており、300円くらいであろうと値札を見るとえらい高くてびびり、展示してあるオルゴール全てのネジを巻くというテロ行為をしたあとで店を出る。
その後、お茶でもしようと思って近くのお店に入ったのですが、喫茶スペースには時間が遅いこともあって一人も客がいなく、こんなところで茶するのは恥ずかしいと思いそそくさと退散しました。
その店は一階部分が売店になっていて、お菓子やジュースが売られています。
『ナイヤガラ』と書かれたぶどうジュースがえらく気になり購入。
そのお店を出た頃にはもう日も沈み、辺りは夜になっていたので港に帰ることにしました。

繋いだ手を180度回転して痛て痛て言いながら海を眺め、これ酒なんじゃねえかと思うほど濃ゆい味のぶどうジュースを二人で堪能した後は一路札幌へ。
国道がやけに混雑しており、なんだと思えば車がみんなマイカル小樽へ入っていく。
何かやってるんだろうかと思い、野次馬根性で自分も車をマイカルへと入れました。
ふらふら歩いていると人だかりがあり、どこぞのアーティストが来ているようでした。
おもしろそうだから見ていくか、と端っこのほうで落ち着いていると物凄い歓声が聞こえてくる。どうやらアーティストが歌を歌うそうです。
始まったのが『空も飛べるはず』
あ、あの人がスピッツのヴォーカルなんだ( ̄∇ ̄;)
スピッツは二人とも大好きなのですが、いかんせん顔は知らないというオチでした。
その歌の後『正夢』を歌い、またトークに入る。
渋滞の理由はわかったから長居をしてもしょうがない、とマイカルを出て、一路札幌へ。
赤信号になるたびにちょっかいかけてくるので、それと戦いながら今度は一般道を使って札幌市内へ入り、もう夜も遅かったので彼女宅近くのラーメン屋で夕食を済ませた後、家まで送り届けました。


帰るとき、
「なんだか旅行から帰ってきた気分だ」
と言っていました。
確かに、帰り道が懐かしい気がして仕方がない。