紫の涙をさらさら流し途方にくれていた私の手をそっと取り「一緒に歩こう」と小さく笑ってくれた私はにこりともせず黙ってついて行ったけど本当は「有難う」と泣きながら伝えたかった陽だまりに生まれた怯える花を君の中に見つけたよ今度は私の流した涙がその土を潤す番光を注ぎたい